ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

「日商簿記1級、そりゃ失敗しますの勉強法」→「反省、修正し、全経上級に2か月で合格」

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TAC池袋校でもらった合格祈願カードのメッセージ。


 

税理士試験業界が第55回対策に動いているころ、わたしは日商簿記1級合格のため、DAI-X(今はなき立川校)という資格スクールへ通っておりました。

半年合格コースで、週2講義。
(商会1コマ、工原1コマ。)

立川校の生講義は1年合格コースのみのため、工業簿記・原価計算はDVDコースでの受講でした。

今考えると、かなりダメダメな勉強のしかた。。
そんなことも分からず、一生懸命やってるつもりでの挑戦は、失敗。。

山梨県で税理士として開業予定のタナカです。
たしか、11月に受験して失敗。
その後、2月の全経簿記上級でなんとか合格し、第55回の税理士試験にギリギリ間に合いました。

 

 

日商簿記1級の失敗

間違った勉強のしかた、自分の立ち位置を知らない、自分はできると勘違い。。
すべてにおいてダメでした(^_^;)

今でも記憶にある「失敗」を、あらためて掘り起こしてみます。

 

失敗1)会計学(理論)対策をしなさすぎた

最近の日商簿記1級がどういう傾向なのかサッパリ分かりませんが、当時はほとんど計算項目でした。

理論は、計算の知識で解答するような感じ。
理論が出ることは分かっているけど、対策するほどのものでもないと思っていたんですね。。

DAI-Xの答練でも、けっこう失点していた気がします…

 

 

失敗2)理解をおろそかにした

「こうなら、こう」、「あーなら、あー」と、中身を理解しようとせずに、機械的な解きかたで挑んでいました。

特に工業簿記・原価計算について、だいぶ理解を置き去りにしていましたね。

そんなことで合格できるわけありません…

2級まで独学でやっていたせいもあったと思います。
学生時代に勉強をサボっていたクチなので、勉強のしかたを知らなかったということもあります。
わたしみたいなタイプは、大原に行って、サクセスミーティングなどでみっちり指導を受けたほうがいいです。

 

 

失敗3)ライバルの実力を知らない

まず、各答練の平均点すら知らない。。(^_^;)
自分の立ち位置を知らない(興味ない)という、バカさ加減。。

実は、第62回対策の財表受講生時代も分かっていませんでした。

で、1級の時代ですが、DAI-Xの講師に、

「田中さん、あと一歩なんですけどねー」

と言われたことがありまして。

わたしはてっきり、

『あとちょっとで合格できるのか。こりゃいけるな。』

と、たぶん(イヤ間違いなく)間違った解釈をしてしまったんですね…
(;゚Д゚)

おそらく講師は、別の意図で言ってくれたのだと思います…

本番の試験も、「当然合格しかない」と思って受験。
終了後、「なんとか合格できるだろう」と思いながら帰宅。
後で思えば、落ちるべくして落ちた試験でした。
それほど自分のことが分かっていない状態でしたね…

 

 

失敗4)答練受けっぱなし

間違えた問題の解き直しをした記憶がありません。。
どこを間違えたかの見直しもなし。(;゚Д゚)

勉強のしかたをまったく知らなかったということです…

今思えばですが、面倒見のいい大原に行くべきでした。

まぁ、大原やTACがどういうところなのか、まったく知らなかったですし、ムリな話しですが。。

いわゆる情報弱者だと、勉強ひとつするにも、わたしのような失敗をします。
(=_=)

答練の受けっぱなしは絶対にダメ。
せっかく自分の弱点を把握するチャンスなのに、みすみす放棄するようなものですよね。
時間をかけて答練を受けた意味も、薄くなってしまいます。

 

 

 

全経上級、試験本番までの修正!

日商1級の試験が終わって、ドラクエ8などでリラックスしたのち(笑)
DAI-Xとひともんちゃくありまして(笑)

結果発表後の仕切りなおしの全経上級は、TACの通信にしました。

講座の内容は、テキストが2冊あって、答練が2、3回分あって、2万数千円。
リーズナブルだったことも決め手でした。

 

修正1)理論から入った

全経上級は、日商1級と違って、理論問題(会計学)がしっかり出ます。

TACの全経上級対策に含まれていない『理論マスター』、講座の中の案内で「買ってください」と書かれていたので(笑) 購入して対策しました。

今は名称が変わって、こちらになったみたいです。

○×式で、×の場合は正しい内容を記述するというのが、当時の会計学理論のトレンド。

みっちり対策して、気づいたら得点源になりました。
٩( ”ω” )و

理論の理解が深まると、計算にもいい影響が出ますよね。
「会計学理論マスター」は問題豊富で、これ以上ない全経上級対策になりました。

 

修正2)テキストを読みこんだ

価格が安かったせいか、やることがあまりおおくなく、その分テキストを読みこむ時間が自然と増えたように思います。
(11年前のことなので、記憶は薄れていますが。。)

税効果会計なんかは、DAI-X時代ぜんぜんわかっていませんでしたが(^_^;)
全経上級に向けては理解できるまでやりました。

そういえば、TAC通信だけだと問題集が足りず、もめたD社の問題集を買ったような(笑)
TACの通信が良かったのは間違いないですが、ある程度問題に当たらないと出来るようになりませんからね。

 

 

修正3)気持ちも入れ替え

DAI-X時代の「根拠のない自信」を捨てました(笑)

このときもライバルの力はわかっていませんでしたが(汗)
「苦手をなくす」ことに力を入れていたと思います。

税理士試験の「簿記論」の話しになりますが、簿記論では外貨建て取引が苦手で、個別問題で徹底的につぶしました。
(たぶん、全経上級のときも苦手だったと思うのですが、気づきませんでした。)
仕事は「得意を伸ばす」のがいいと思いますが、試験にかんしては「苦手をつぶす」ことが合格の近道なのかなと思います。

 

いくら努力を重ねても、やり方が間違っていたらなかなか成果は出ません。
これから「勉強をはじめてみよう」という方で資格スクールを考えている方は、その学校に相談できる体勢がきちんと整っているのか、入る前に確認をしておきましょう。
ちなみに、わたしのおススメは大原です。
(Tは、ややドライな印象… わたしが甘えベタなせいかも知れませんが。汗)

 

 


更新成績優秀なのに緊張しすぎで本番に弱い受験生にささげます<2017.3.3更新>(元ネタ→)【税理士試験】試験本番、緊張のやわらげかた

更新そろそろ読み返してもいい頃(byみやすさん 笑)<2017.3.3更新>(元ネタ→)デール・カーネギー著「人を動かす」


【編集後記】

昨晩から、バイオハザード7、二週目(^_^;)
ユーチューバーたちの実況動画を見ていて、影響を受けてしまいました。

【昨日の一日一新】

フジヤマ55の「みそラーメン」

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