【消防団】山梨県消防学校に行ってきました
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山梨県消防学校 で、1日勉強してきました。
(警防課の過程を修了しました。)
今年3月に完成した山梨県消防学校、大変広くて、構内の端から端への移動には、自転車が必要ではないかと思うくらいでした。
午前中は座学― 火は屋内でどのように広まるかを知り、科学的根拠に基づいた行動によりリスクをおさえる
午前中の座学は、パワーポイントや動画で、火のまわりかた、危険な煙の見分けかたなどについてでした。
木造家屋では、壁や天井が燃えます。
しかし、最近の住宅は、壁や天井は燃えにくい材質でできています。
そのため、その部屋のドアが閉じられている場合は、隣の部屋は燃えにくい。
そうなると、建物の違いで対応が違ってきます。
火災が起こると、その部屋 または その家屋全体が、巨大な煙突のように見立てることができて、吸気口となる空気の入り口、排気口となる煙の出口 ができる。
など、テーマが「火災の現場」にしぼられていたので、短時間でも分かりやすい内容でした。
(ポンプ車の使用方法や、幹部向けの内容などは、別の過程があります。)
また、火災現場の動画は、生々しく、たいへんショッキングなものでした。
消防学校の教官は、教え方の研修を受ける
小学校から高校までの教員免許は教育実習というものがありますが、消防学校の教官は、教え方専門の学校に行ってからとのこと。
(専門の学校 というのはちょっと表現が間違っているかもしれませんが、ご容赦ください。)
分かりやすく話しをされる教官で、動画のショッキングさも手伝ったと思いますが、現場の凄惨さに引き込まれるようでした・・
税理士として独立を目指す身からすれば、プレゼンの学校のような話しが出て、また興味をそそられました。
午後は実技― 放水は屋内に突入して行う。ハシゴの上り方とそのサポート、煙が充満し視界不良のなかどう進むか
消火活動
午前中の座学でも説明があったのですが、欧米では建物の外からの放水による消火活動はしません。
どうするかというと、建物内部から火災の発生源に向けて放水をする ということなんですね。
木造家屋だと、建物全体が燃えるので、突入は難しいケースがありそうです。
でも、耐火性のある材質を使っている現代の建物では、他の部屋へ火災が広まりにくいため、火元までホースを持って行けそうです。
外からの放水は、隣家への火災の拡大防止のため、ということでした。
実際にやってみて、ホースを持って屋内に入るというのは、人手がいりますし、
水圧でホースはパンパンになるので、なるべくホースをなめらかにカーブさせないといけません。
中へ突入しての消火活動が効果的と一口に言っても、訓練なしに簡単にできるものではなさそうでした。
煙が充満した視界不良の中を進む
下の写真手前の建物1階に、暗闇の迷路があります。
訓練ですので、作られた暗闇です。
人間の目って、暗いところにいれば徐々に慣れるものですが、それってほんの少し明るさがあっての話しなんですよね。
光が一切ない暗闇だと、いくら瞳孔がひらいても、真っ暗闇です。
なかなかできない体験だったので、一同大盛り上がり。
(もちろん皆さんも私も、マジメに訓練を受けていました。)
さらに煙が充満した状態だったため、中腰で進みました。
顔を下げれば下げるほど、新鮮な空気が吸えるためです。
その他
1枚目、昼の弁当。取る前にうっかり食べてしまいました。
2枚目、グラウンド。
3枚目、警防課過程修了後。17時すこし前の西の空ですが、夕方っぽくないですね。
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【編集後記】
正直なところ、100パーセント能動的な気持ちでのぞんだ消防学校ではありませんでした。
しかし、警防課の内容にぐいぐい引き込まれ、終わったころにはグッタリ・・
真剣に取り組めた証拠です!
(プラス暑さもあります。なんと本日、甲府は30度越え・・)
【一日一新】
新しくなった消防学校。