『ふたつのスピカ』上と前を向こう。
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”西暦2010年、日本初の有人宇宙探査ロケット「獅子号」は市街地に墜落して多くの死傷者をだす惨事となった。事故で母親を失った少女「アスミ」は事故機のパイロットの幽霊「ライオンさん」と出会い、宇宙飛行士を目指すようになった。”
(Amazon Kindle版サイトより引用)
過去と夢
アスミの夢は、宇宙学校に進学→宇宙飛行士になること。
物語の中心は高校生活です。
キツイ訓練。
その訓練を共にする仲間との出会い、別れ。
「獅子号」事故。
仲間の秘密。
間のマンガ
セリフの少ないマンガです。
その分、「間」に心情がこめられています。
ツライ出来事+間 に、何度となくホロリとさせられました。
過去ではなく、未来の夢を追う
アスミの父親は、墜落した「獅子号」に関わっていました。
それが原因で、学校の教師に目の敵にされます。
ほかにも、「仲間との死別」「ライオンさんとの別れ」。
数々の苦難をのりこえ、先に進むアスミ。
本当に大事なものは何か。
仲間の期待に応えるためにできることは何か。
アスミの真っ直ぐな姿勢に、
「このままじゃイカンぞ、オレ」
と、思わずにいられませんでした。
著者:柳沼行(やぎぬま こう)
柳沼さん、2014年に『ふたつのスピカ』を書き終え、その後は描いてらっしゃらないようです。
1973年生まれ。まだお若い。
次作、待ってます!
本日記
9月。南アルプス市でベストセラー作家の講演会があるとのこと。
さっそく申し込みしました。
本はまったく読んだことがありません。
当日までに最低1冊は読みます。
昨日の1日ひとつ
- ファミマカフェ・アイスコーヒーM