人生を考えた相続。-女は4つの顔で相続する-

 

『女は4つの顔で相続する 娘、嫁、妻、母』。
ここに登場するヒドい相続人たち※みたいには、絶対になりたくなーい！
…です。

※被相続人の意図を理解して先々のことがよく分かっている、ヒドくない相続人もいますよ！

節税で考えない相続

ショートストーリーから構成されるこの本。
節税ありきではなく、残された人（相続人）たちの残りの人生を考えた相続（遺産分割）の物語が描かれています。

たぶんそれはこの本の著者のスタンスで、これから相続をむかえる人や、同業の税理士に向けたメッセージでもあるのでしょう。

他力でリセットしない

この本の1話目に登場する兄妹。
父親の生前から自分たちの失敗のフォローを父親にさせ続け、その父親が亡くなったら今度は母親に相続を諦めさせようとする。。

作り物とはいえ絶句するような物語（腹痛がイタイみたいですみません。。）で、こんな学習能力ナイ人たちには1円たりとも渡しちゃイカンと思ったわけでして。
「遺留分」というものがあり、それはできませんが。。詳しくは本の中でどぞ！

人生に失敗はつきものですよ。
でも、自分の力（お金）でリセットできない失敗はしちゃいけません。

博打をしない

同じような意味で、博打は避けるべきでしょう。
一発逆転的なことに手を出すとか、文字どおり賭け事。ハイリスクなことですね。

生活できるだけの稼ぎ（仕事）があればOK。
そう考えることができれば、余計な出費も自然と少なくなるハズだと思っております。

Writer｜山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当は開業時よりすべて所長（タナカ）が行うスタイル。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。