ムダな買い物はボディーブローのように効いてくる

 

税金支払うくらいなら、ムリにでも買い物して経費増やしたくなっちゃう。
気持ちは分かります。

 

節税したいならまっとうな方法で

●iDeCo
●国民年金基金
●小規模企業共済
手持ちが必要ですが、節税しつつ、貯金代わりになるものの代表です。
手元からお金がなくなる点は買い物と一緒なので、くれぐれも無理せず…。しかし余計な買い物をするよりよほど健全といえるでしょう。

ドローン節税とか

ドローンを買って経費を増やしつつ、投資したお金（ドローン購入費）は、ドローンを貸すことでゆっくり取り戻す。
令和4年度税制改正で封じ込められることになりましたし、ほめられた方法じゃないかもしれませんが、ムダ遣いというわけでもありません。

トラタヌ

取らぬ狸の皮算用。
これの経費版として、たとえば、「300万円するこの機械を買えば、電気代が月5,000円安くなる！」おちうウタイ文句。
300万円を回収するのに、いかほどの時間を要するのか。
しっかり冷静に考えてから購入を決めるべきでしょう。

旧「機械」が買い取ってもらえるかどうかも問題です。

税金を嫌いすぎると

税金ってイヤなものです。
せっかくがんばって得たお金が、法律の名の下、もってゆかれる。。
しかしこれは逃れられないもので、うーんうーんと考えすぎてはいけないものです。

税金を支払わなくてもよい状態というのは、もうけがないこと。
経費を増やしてなくそうというのであれば、税金で支払うより早く、手元のお金がなくなります。
「あのとき」のお金の使い方を悔いても、モノに化けたお金は元に戻りません。

Writer｜山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。