『コミック版ドラッカーと会計の話をしよう』で真の「儲け」を知る。
スポンサーリンク
ドラッカーの本、読んだことございますか?
ワタシはありません!
昨日の記事じゃないですが、「役に立つか疑問」とか言っちゃう前に…。
マンガ版を切り口に、知ってみようと思います。
利益と儲け
この本(『ドラッカーと会計の話をしよう』)の中で、ドラッカーは
”利益と儲け(もうけ)は異なるものである”
といっています。
なんですと?
リエキとモウケが違うだって!?
(前フリw)
儲け(もうけ)とは「お金」
利益とは、「売上」から「経費」を差し引いたもの。
おおくの場合、1年に1度、このような計算をします。
なぜ1年に一度かと申しますと、「損益計算書」や「貸借対照表」というものを作るため。
そしてこれらを税務署などに提出するためです。
月に1度作っても構いませんし、4半期の様子を見たければ3か月分をまとめたって構いません。
「損益計算書」は、1年で人為的に区切りを入れます。
区切りを入れないことには、売上も経費も、合計が出せませんから。
しかし。。
この「人為的な区切り」というヤツがやっかいです。
たとえば、大量の在庫をかかえて資金ぐりがマズイことになっている会社。
それでも「損益計算書」上は黒字ということがあり得ます。
利益は、実際のフトコロ具合を示してくれるものではありません。
そこでドラッカーさんは、利益じゃなく、大事なのは儲けだと言っているワケですな。
複式簿記は古い?
「複式簿記は20世紀最大の発明だ!」
なーんてことが言われております。
ワタシもそうだと思っていました。
しかしこの本(ドラッカーさん)はバッサリ。
すでに上で書いたとおりではありますが…。
まず「人為的に区切る」というのが問題なのですねぇ。。
そして、「損益計算書」と「貸借対照表」に載ってこないコストがあることも。
なぜ人為的に区切ることが求められるのかというと、まず挙げられるのが税金計算です。
利益=もうけ となるのは、会社発足から会社解散まで見守らないとなりません。
お役所は単式簿記
お役所は単式簿記です。
ビックリです。
経済評論家の高橋洋一さんは、分かりやすく問題視してくれていまして、
- 単式簿記だから役所は今いくら持っているか知らない
- 大蔵省(現財務省)の口ぐせは「カネがない」
- 結果、「消費税増税が絶対必要」という口ぐせ
というようなことを、ご自身の本につづっています。
8%→10% のインパクトは、
5%→8% より小さなモノだろうけど…。
小さい小さい言っているうちに20%に到達してしまうのですかねぇ。
(最後はドラッカー関係なくなっちゃった!)
本日記
結果的に… という感じですが、読書デーでした。
8冊ほど平行しているため、なかなか読み終わりませぬが…。
ワタシには複数平行が合っている気がします。
昨日の1日ひとつ
- コミック版ドラッカーと会計の話をしよう