フリーランスだから事業所得,ではない.|大門未知子は給与所得、岸部一徳は事業所得(ドクターXより)
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ドラマの影響ってコワイです。
たとえば、フリーランスの外科医・大門未知子。
あのドラマのナレーションは、視聴者に誤解を与えますね。。
フリーランスと名乗れば事業所得。ではない
ドクターXの主人公・大門未知子。
フリーランスと名乗ってはいますが、ドラマを見る限り、大門未知子は給与所得者です。
大門未知子の働き方&報酬
ドラマから分かる大門未知子の勤務時間やお金について、ザックリまとめてみます。
- 定時出勤・定時退勤
- 大門未知子の手術の請求額は岸部一徳さんが決定しており、請求も岸部一徳さんが行っている
(大門未知子はノータッチ) - 大門未知子は病院からお金を得ていない
(岸部一徳さんから給料を貰っていると推察。→大門未知子は岸部一徳さんの使用人)
これらの事実(推察)より、
「大門未知子は給与所得者」
「岸部一徳さんは事業所得者」
ということになります。
2017年までのドクターX(深堀り)
岸部一徳さんを個人事業者と考えることについて、もうちょっと深堀りしてみます。
2017年のドクターXで、岸部一徳さんが終盤
“将来 未知子が開業するときのために、報酬(手術代)には手を付けていない”
というニュアンスのことを言っていました。
この事実を大門未知子は知らず、大門未知子は、大門自身の借金の返済に手術の報酬があてられていると聞いていました。
しかし、実際はそうではなかった。
つまり、岸部一徳さんは
- 大門未知子を雇用
- 手術の手間代、大きな手術を成功させたことによる病院が受けた利益(名誉)を考慮に入れて請求
しています。
さらに、「事業」の要件(条件)である『反復・継続・独立』をじゅうぶんに満たしているといえます。
(反復・継続・独立 については、何のことか、分からなくて大丈夫です。)
(ドクターX内の)岸部一徳さんは個人事業者、確定だね!
業種は「外科医の派遣業」ってところか。
深堀りからのおこぼれ
上のブロックでも触れたとおり、作中、大門未知子の生活費についての話は一切出てきません。
岸部一徳さん から 大門未知子 にお小遣いのような形でお金が渡っていると考えるのが妥当でしょう。
上の方でも書いています。くどいですね…。
二人は同居している様子。
社宅(的なもの)が無償で貸与され、食事も付いてるよ って感じです。
2017年の「貯めている事実」を知るまでは
(知っても贈与を受けると意思表示する前までは)、
大門未知子は給与所得者です。
2019年版ドクターX(おまけ)
2019年のドクターX。
相変わらず請求業務は岸部一徳さんが行っています。
しかし大門未知子。
「大門自身のためにお金は貯蓄されている」ことを、2017年版の最後で知りました。
こうなりますと、
- 大門未知子は個人事業者(病院への請求額が売上)
- 岸部一徳さんは大門未知子の使用人
ということになるでしょう。
相変わらず定時勤務ではありますが、いつ新しい患者が現れるかは分からないことです。
上のブロックでは「定時」を給与所得の要件に使いましたが、コレ(定時)に関してはどうにでも取れますので。。**
**定時待機していても「病院の指揮監督下にあるとはいえない」という風にもとれる。
2017年までに岸部一徳さんが貯めたお金(おまけ2)
2017年までの売上は「2017年に贈与があった」ということになるでしょう。*
*大門未知子が受け取る意思を示していたら、ですが。
贈与税を回避したい場合は、
- 岸部一徳さんがオーナー経営者になって病院を建てる
- 大門未知子がやりやすいように環境を整える
ということになるでしょうか。
岸部一徳さん、ぜひ一度、税理士にご相談くださいw
本日記
午前中に筋トレし、午後は相談員の仕事へ。
相談に来るかたは少なく、暇でした。
(ずっと本読んでた。)
昨日の1日ひとつ