税理士むけ。申告会派遣先でe-Tax送信するときの事前準備。現場確認。
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平成30年分の確定申告の税理士派遣。
2か所、電子申告を行う派遣先へ行ってまいりました。
一つは「署名」前まで準備してくれていました。
もう一つは、「利用者識別番号」を取得したのみ。(ソフトへの入力なし)
他にも耳にした現場トラブルがありました。
せっかく経験できたことなので、たまには同業者のためw 準備段階から記事を書きます。
税理士会から代理送信用の「利用者識別番号&仮パスワード」をGet
電子申告を行う派遣先の担当になれば、税理士会事務局から勝手に送られてきます。
間違っても紛失しないようにしましょう。
e-Taxソフトで利用者ファイル作成
e-Taxソフトを使って初期設定していくことにします。
(Web版でもできるかも知れませんが、この記事ではコレで。)
「利用者選択」メニューから「利用者ファイルの新規作成」をクリックし、
↓「マイナンバーカードを利用しない」のラジオボタンを選択。「次へ」をクリックします。
↓指定された「利用者識別番号」を入力し、指定された「利用者名」を入力しましょう。
(利用者名は任意で大丈夫ですが、いちおう。)
利用者情報登録→電子証明書登録
「暗証番号変更」は、特に問題ないと思うのでハショリます。
問題はそのあと。
第4世代カードの登録まで行っていないと、派遣先でパニックになります。
カードの登録が無いと、署名はできても、送信ができません。
では、登録の作業をいたしましょう。
↓「利用者情報登録」→「電子証明者登録・更新」をクリックします。
↓「所轄税務署名」は支部の住所を管轄する税務署を、(空欄でも可。)
↓「利用者名」は、支部から指定された名前にしておくのが無難です。
↓「住所」も支部のもので。(空欄でもたぶん可。)
↓「ICカードを利用」のラジオボタンを選択し、「次へ」をクリック。
↓「第四世代」を選んで、「次へ」です。
あとは、カードのPINを入力して完了です。
ここまでやっておけば、文句なく事前準備は完了です。
税理士に(ほぼ)落ち度はありません。
現場で確認すること
ワタシが経験した限り、派遣先の状況はバラバラです。
- 「署名→送信」だけの状態まで準備してくれているところ
- 納税者ひとりひとりの利用者識別番号を取得しただけのところ
- 利用者識別番号すら取得していないところ
3つめは聞いた話しですが。。
この3つめのケースでは、税理士が、利用者識別番号をひとつずつ(納税者分)取得するところからスタートしたとか。。
地獄だにゃw
現場の状況確認→今日やれることを早めに伝達
ワタシが経験した中でビックリしたのが、税務ソフトによっては、署名も送信も1件1件行わないといけないこと。
国税庁の「申告書作成コーナー」の話ではありませんよ。
1万円以上する、れっきとした税務ソフトですよ。。
で。
チェック作業に加え、
- 納税者の利用者識別番号
- 代理送信用の利用者識別番号
- 署名
- 送信
これらを1件ずつ行いました。
その日のノルマ21件、なんとか時間内に間に合いましたが。。
というワケで…
派遣先(の商工会などの社員さん)が電子申告の知識ゼロの場合、100%税理士に丸投げされることが有り得ます。
利用者識別番号の取得から行うことになれば、なかなか件数はこなせないでしょう。
そんな場合、『やれるだけのことはやりますが』という話を、早めにしておいた方がいいですね。
昨日記
まったり気味に過ごした1日。
コラム執筆の加筆依頼をもらい、プロ編集者の目線にしびれました。
ふだん駄文を書き散らかすだけなので、指摘はありがたいです。
昨日の1日ひとつ
- コラム執筆の加筆依頼をもらう