軽減税率が混ざった消費税申告書。どうするフリーランス。
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個人事業者の2019年分の消費税の申告は、税率が最大3つ混ざります。
旧税率、軽減税率、新標準税率 と経理
2019年10月より、軽減税率と新たな標準税率がスタートしました。
毎日の経理(会計ソフト入力)をしっかり行っている事業者(フリーランス)であれば、税率のデータ入力もキッチリ行っていることでございましょう。
その上で、「経理データ」と「消費税申告書ソフト」が連動している環境があれば(ソフトがそろっていれば)文句なしです。
消費税の申告書は、ほとんど出来上がっているようなものです。
申告書のチェックがしたい
「ほとんど出来上がっているようなもの。。なんて言われても、チェックする方法はないのか?」
と思う人もいるでしょう。
であれば、税務署などで配布している
『消費税及び地方消費税の確定申告の手引き』
が、なかなか秀逸です。
「簡易課税用」と「一般課税用」が準備されていますので、自分が申告するほうの冊子を見てみましょう。
国税庁サイトからダウンロードすることもできます。
PDFファイルです。
それぞれ設例が用意されているので、数字がどのように記載・転機されているか、じっくり読んでみていただければと思います。
簡易課税の届出書の特例
個人事業者の場合、2019年・2020年 の2年間に関しては、簡易課税の選択時期に特例が用意されています。
もし2019年分の消費税申告が「一般」で、
『今回はちょっと申告書作成がムズそうだ。。』
と感じたら、2019年のうちに税務署に【消費税簡易課税制度選択届出書】を提出しましょう。
2019年分の申告から簡易課税で申告ができます。
(通常は前年のうちに届出書を出さないといけません。あと、直前すぎるタイミングで書いてゴメンなさい。。)
※2017年の課税売上高が5千万円以下である必要があります。
ヤバいと気付ける自分
上のブロックで書いたように「今回はちょっと…」と早めに気づけると、選択肢がもてます。
商工会議所(商工会)への入会を考えてみようか、
税理士に相談してみようか(申告書作成を依頼しようか)、
『手引き』をもっと読み込んでみようか、
などといった選択肢です。
ワタシもあまり偉そうなことを書けた義理でもないのですが、締め切りがあるものほど、早め早めが未来の自分を助けます。
本日記
甲府青色申告会で消費税申告書作成の講師を。
1年前のときは所得税も含んでいたせいか終了後の質問が多かったですが、今回はお一人のみでした。
昨日の1日ひとつ
- ブルーアース受付のチョコ