freeeを選んだ、相談できる相手が狭まった…は本当か
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クラウド会計ソフトの代表格「freee」。
CMやネット広告でも「初心者でも簡単!」「税理士いらず!」といったフレーズを目にすることがあります。
実際、freeeを使えば請求書の作成から仕訳・確定申告まで、ある程度ひとりでこなすことも可能です。
でも、ちょっと待ってください。
あなたがこれから会計ソフトを選ぶにあたって、freeeを選んだことで“相談できる相手が限られてしまう”可能性があることを知っておくべきです。
freeeは「freeeに慣れた人」でないと、扱いづらい
freeeには独自の操作設計があります。
たとえば:
- 勘定科目を“会計初心者向け”に簡略化した表記
- 「取引」「口座」「レポート」など、freee独自のメニュー構成
- 仕訳の自動化(ルールベース)や、帳簿の見せ方
これはfreeeの大きな特徴でもあるのですが、同時に「他の会計ソフトとはまったく違う考え方」で動いているとも言えます。
税理士が全員freeeを扱えるとは限らない
ここが意外と盲点なのですが、
税理士=どんな会計ソフトでも対応できるわけではありません。
freeeの操作に不慣れな税理士にとっては、
●画面が見慣れず、
●修正が直感的ではありません。
自動仕訳の中身がブラックボックスで確認に時間がかかる…
といった理由で、対応を敬遠することもあります。
会計ソフトが「人を選ぶ」時代
昔の「弥生会計」や「勘定奉行」などのソフトは、ほとんどの税理士が使い慣れていました。
でも今は、freee、マネーフォワード、弥生オンライン…とソフトの選択肢が広がった分、「自分が選んだソフトに対応できる税理士がいるか」も重要な視点になっています。
まとめ|「自分に合ったソフト」+「相談できる相手」がそろって初めて安心
freeeは便利なソフトです。
でも「とりあえずfreeeが有名だから」という理由だけで選んでしまうと、いざというとき相談できる人が限られてしまう可能性があります。
「freeeを選んでも大丈夫か不安…」と思ったら、ソフト選びから税理士に相談するのもおすすめです。
Writer|田中雅樹(税理士)
●freee対応OK、スポットでfreee相談可能です
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
放射冷却でしょうか。
今朝と晩の寒さがなかなか。
寝具選びが安定しません。
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