ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

税務相談チャットボットの進化に思うこと。税務署と電話。

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税務相談ができる国税庁サイトの「税務相談チャットボット」。
これがずいぶんと進化したそうであります。
税理士事務所の職員が、へーきで、税務署に電話質問していた時代が懐かしいですw

平成19年くらいまで、プロが税務署に聞いていた

税理士になるぜんぜん前のこと。
このブロックの見出しのとおり、平成19年ころまで、仕事に関する疑問は税務署に電話して聞いていました。

今思えばすごいことです。
税務署の人たちからすれば、「おたくらプロ意識ないの?」と思ったことでしょう。

事務所の先輩からは、
「甲府税務署は忙しいから、山梨税務署がオススメ」
とか聞いていましたw
マジでけしからんですね。。
税務署の皆さん、本当にゴメンナサイ!

電話NGのお達し

「税理士事務所からの電話が多すぎて、業務に支障が出ている」
とのお達しが税理士会にあったようで、電話質問がNGになりました。

質問というか、実際のところ、言質でもあったのですよね。きっと。
それで間違ったこと教わったとして裁判しても、負けるでしょうけれど。。

NGのお達しに「なんだよー」と当時は思ったものですが、逆にそれまでよく答えていただけたものです。

自動受け付け

平成20年代の真ん中くらいからでしょうか。
税務署に電話しますと、まずは自動音声につながるようになりました。
1番、2番、3番くらいまで要件別に割り当てがあって、その他の質問的なものは4番とか。まぁそんな感じに。

税理士事務所からの質問が減っても、納税者からの質問は減らないでしょうから。
その対策であり、税務署で働く人たちの負担軽減のためでしょう。

まぁ、複雑化する一方なのが日本の税金(税法・税制)ですからね。毎年変わりますし。
そりゃ電話は減りませんよね。

電子申告

雇ってもらっていた税理士事務所では、納税者と税理士双方の住基カードが必要な時代から、電子申告をしていました。
あ、いや、税理士は当時から税理カードだったでしょうか。。
(記憶あいまい)

そんな時代から比べれば、電子申告は素晴らしく使いやすいものになりました。
電話にしろ、電子申告にしろ。
税務署側の負担軽減(=都合)のためが第一としても、こちら側の恩恵も大きいものです。

Web版のe-Tax(e-Taxソフト(Web版))なんて、ホント使いやすくなりましたよ。
「確定申告書等作成コーナー」なんて、もはや市販ソフトより使いやすいかも。

チャットボット

チャットボット(税務職員ふたば)、軽く使ってみました。
この記事を書いている時点(2022年1月22日)で、令和3年分の年末調整については質問不可。
令和3年分の確定申告についてのみ、質問が可能でした。

専門用語、ある程度知っておく必要あり

●どんな所得があるか
●どんな所得控除を受けるか
などを選択して進めていくのですが、この「所得」や「所得控除」については、質問者である我々が知っている必要がある点が引っかかりました。

まったくの手ぶらで
「申告書つくってくれやー」
な、バカボンパパみたいな格好で税務署に行く人はいないでしょうが、そんな感じですと「税務職員ふたば」にも答えてもらないでしょう。
いや、ちゃんと質問ができない というべきでしょうか。

ま、冗談はさておきですね。
このチャットボットにしても、電子申告にしても。いいところに税金つかっているなぁと思いますね。

Writer|山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。

 

本日記

ドラマ『妻、小学生になる。』第1話。
感動的すぎて泣いてしまいました。
最終回をむかえたら原作行こうと思います。

昨日の1日1つ

●eLTAXとある使い方

今日のラジオ

●金曜キックス
●アンガールズのジャンピン

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