ゲームの中にあったメタバース。ただし税金は。

 

「あつまれどうぶつの森はメタバースである」（以下「あつもり」）と聞きました。
メタバースの本を読んでいますと、たしかにオンラインゲームと通ずるものを感じます。
「スプラトゥーン3」もメタバースですね。
（「準」くらいで）

 

かわいいアバター

ゲームキャラクターの見栄えを変えられるって、今やぜんぜん珍しいことではありません。
ルッキズムに疑問符が付けられることもある昨今、メタバースでは「自分の姿・形すら不要」なんていわれていると聞きます。
（フツーに考えて不要ですが、あえてｗ）

ニンテンドースイッチの「スプラトゥーン3」が面白すぎてハマっているのですが、操作するキャラクターもかわいく、髪型や服装の変更もついつい細かくやってしまいます。
（頭、服、靴はギアパワーで選んじゃいますが）

もうこれだけで楽しかったりしますね。
自分が下手なもんだから、なおさらでしょうか。
髪型とか毎日変えてやる！　くらいに思いますｗ

 

ゲームは外に持ち出せない

「あつもり」は分かりませんが、「スプラトゥーン3」の【広場】は、見た目、メタバースっぽいです。
ブキ（武器）や服装、その他ちょっとしたアイテムの買い物ができます。
他のアバターが付けているものでイイナーと思ったものも、とある筋ｗ　から買えます。
（表技です。裏技ではなく）

ただこれらはゲーム内でのもの。
かかるリアルなお金も、最初にソフトを買うときと、Nintendo Switch Online（月額306円）に加入するときだけです。
「だけ」なんて書いちゃうと誤解を招きそうですが、かつてわたしがハマった三国志のオンラインゲームに比べればぜんぜんお金かからないです。
（そのゲームでTOPに君臨していた人は、20万「しか」つかっていないと言っていました。ブッ飛んでるｗ）

話がズレちゃっているので戻しますと、アイテムはゲーム内でたまるお金で買えて、リアルなお金はそんなにかからない。
ですけれど、アイテムはゲーム外に持ち出せません（＝換金できません）。
YouTubeでゲーム配信するとか、プロゲーマーにでもならない限り、お金にはならないんであります。

 

「持ち出せる」と税が関わる

メタ社のメタバースは「持ち出せる」わけでして、リアルなお金（や価値）と換金したら税金がかかる可能性が出てきます。
（グッと出てきます）

メタバースでNFTの売買をするとか、
なんとかというゲーム内の土地を売買するとか、
すでにしたとか、これからという人は、税金どうなってるんだ？ と、まずは気にしておきましょう。

その前に、暗号資産（仮想通貨）の「相続税」「所得税」の二重課税をなんとかしろよって思いますけれどね。
国税庁さん、放置しないでくださいね。

 

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。