Q.税を学ぶにはどうしたらよいですか。A.所得税から勉強です。

 

税金を学びたくなったらどうするか。
とりあえず、興味あることから始めてはどうでしょう。

 

所得税からはじめる

興味あるといえば、断トツ所得税でしょう。
なにしろ「すべての人に」関係する税金です。

所得税の本を買ってきましたら、おそらく一番最初に載っていると思われる「体系」のフローチャートは無視です。
「これなに？これ理解しないと先に進んじゃダメ？」
と思わせるフローチャートですが、そんなことはありません。

薄くでも、ひと通り所得税を勉強したことないと分からないっすよあれ。。

 

自分に関係あるところから

全体を眺めるのも悪くはありませんが、それもなかなかシンドイもの。
所得税の、自分に関係のある「所得」とか「所得控除」とか「税額控除」なんかをながめてみましょう。
なにしろ自分に関係があるのですから、「はぁ？なに言ってるの？」ってことには時々にしかならないでしょう（たぶんね）。

会社員であったら「給与所得」「医療費控除」「寄附金控除（＝ふるさと納税）」など。
年末調整で漏れてしまった「生命保険料控除」とか「扶養控除」は、確定申告でフォローできますからね。

 

興味があるところから

興味がある論点も、これまた興味の力で理解が進むのではないでしょうか。
たとえば副業やってみようとか、独立して個人事業者になろうとか思ったら「事業所得」「雑所得」です。

好きこそものの上手なれ。
興味あるところから入れば、その他の当面縁がなさそうな論点もすんなり（比較的すんなり）いくのではないでしょうか。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。