ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

インボイス取下げ件数過去最多だった2023年10月

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2023年10月、インボイスの取り下げ件数が過去最多だったとか。
法人(会社)は合併や解散が主な理由だったようですが、主な取り下げは個人事業者。

理由を勝手に推測します。

 

得意先に「要らないよ」と言われた

『インボイス登録せよ』
…という世間の声に押され、そのまま登録したインボイス
しかしいざ始まって、いざ得意先に聞いてみると「要らないよ」と言われる…

これ、無い話じゃありません。
たとえばその得意先が簡易課税制度をつかっている事業者なら、仕入などの買い物にインボイスは不要だからです。

インボイス不要なのに
「インボイス出せないなら消費税相当は支払わないよ」
と言ってくる事業者も中にはあるでしょうが。。

 

わからないから取り消し

インボイス出せる・出せないの影響がわからない
ひとまず初年度はナシに戻そう…

というパターンもあるかと思います。
もし「出せない」ことがデメリットになっても、個人事業者や12月締めの会社であれば最初の3か月(2023年10月から12月)のガマンで済みます。
それがきっかけで取引停止になるのは怖いですが。。

 

判断は自身で

そもそもインボイスに登録しないか、登録はしたものの取り消すか。
この判断は自身の事業にとってのベスト(ベター)で決めたいものでございます。
すでにインボイス制度は始まり、軽減税率がなくなりでもしない限り、制度終了は期待できません。
反対派の反対運動で終わることはないでしょうから、判断を感情にゆだねてはダメ。
取り消すなら開始2か月ちょっとの自身の体感で判断したいですね。

Writer|田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。

 

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