ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

個人の消費税確定申告件数が1.8倍になった話

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2023年分消費税確定申告(2024年3月提出分)。
提出された件数が2022年分の1.8倍になったと報じられています。
いやはや、増えたものですね。

 

インボイスの影響

原因はもちろん「インボイス」です。
大事なお客さんが仕入税額控除できなくなるよ?
…と脅されれば、それは屈してしまうでしょうよと。
そういうことですね。

無申告は?

インボイス登録しながらも、消費税確定申告をしなかった事業者。
「無申告」事業者がどれくらいいたかも気になるところです。
その無申告にしても、

●承知しながらも申告書の作成ができなかった事業者
●なんとなく誘導に乗ってインボイス登録したが消費税の申告というものを知らなかった事業者

いやいや、もっと種類があるかもしれませんね。
(面倒で逃げた、とかw)

2割特例終了したらどうなる

最後に「申告件数」とは関係がない話。
2割特例が終わったらどうなるかです。
個人事業者ですと、この特例をつかって申告できるのは2026年分(2027年3月提出分)まで。
起こりうる問題は「簡易課税制度選択届出書」の提出ができるかどうかですね。
2026年分が2割特例だったら、2027年中にこの届出書を出せれば2027年分を簡易課税制度で申告できます。
越年して(2028年になって)からだとアウト。
2024年の課税売上高が1000万円を超えるとかの理由で2026年に2割特例が使えなかったら、2026年中にこの届出書を提出しないとダメ。
…なんですが、この場合はすでに2026年分の申告が2割特例で出来ないので大丈夫ですかね。

Writer|田中雅樹(税理士)

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。

 

本日記

月末ということで?サブスクを解約。
解約だけは分かりにくくしてもOKとされる文化、どうにかならないでしょうか。

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