インボイス制度に対応した消費税確定申告書の様式が見たい。

 

2023年10月1日から始まる消費税のインボイス制度。
この制度にのっとった申告書の様式が公表されたようです。

 

だがしかし

2023年4月10日現在、この「様式」が確認できるらしい媒体は、税に関するニュースを有料で提供するWebサイトのみ。
国税庁が発表しているみたいなのに、なぜでしょう。。

 

2割特例に関して

SNSでこの様式の一部の画像を出している税理士がいます。
それによれば、いわゆる「2割特例」の適用（恩恵）を受けるためにすることは、消費税確定申告書の該当箇所に丸（○）印をするだけ。

「2割特例」は簡易課税制度の第2種事業と同じような取り扱いですが、一般課税方式（＝簡易課税制度を選択していない場合）の事業者でも使える制度です。
2割特例を使える事業者に限った話ですけれどね。

というわけでございまして、簡易課税を選んでいようが・いまいが（どちらの申告書であろうとも）、「2割特例」の選びたい場合の「○」を付ける欄がある！
…と断言して（たぶん）大丈夫でしょう。

【過去記事】インボイス2割納付特例と,簡易課税2種のちがい。

 

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。