インボイスと簡易課税の関係(消費税)
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消費税の申告書には「一般課税方式」と「簡易課税方式」があります。
今回は後者「簡易課税方式」と、インボイス制度との関係についてです。
簡易課税は預かった消費税で計算が完結する
事業者が納める消費税は、一般的には、「売上先から預かった消費税」から「仕入れなどで支払った消費税」を差し引いて計算します。
これが「一般課税方式」。
対して「簡易課税方式」は、売上先から預かった消費税だけを使って納税額を計算します。
インボイスは仕入れなどに関係
消費税のインボイス制度は、仕入れなど、支払った消費税に関係するものです。
ということは、預かった消費税だけを使って計算する簡易課税方式には関係がありません。
具体的に算式を書きますと、
預かった消費税ー(預かった消費税×みなし仕入率)
となります。
どうでしょう。「支払った消費税」を使っていないことに、気づいていただけたでしょうか。
インボイス開始を機に簡易課税方式も
消費税インボイス制度が始まるのは2023年10月。
これを機に簡易課税方式に変えるというのも手です。
たとえば、仕入先が免税事業者のままでいることを選んだが、その仕入先からの仕入れを続けたい場合とか。
いずれにしても、現在の免税事業者は要検討なのがインボイス制度です。
Writer|田中雅樹(税理士)
●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
「スプラトゥーン3」のフェスは、個人的に最低限と決めていたラインをクリアしたのでおおむね終わりに。
同時開催でサーモンランがオール緑ランダムだったので、こちらもがんばりました。
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