非上場株はそうそう売れません|ジャニーズ事務所会見
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2023年9月7日、ジャニーズ事務所の会見がありました。
話題に上がるポイントはいくつもありましたが、
そのうちの1つ「持ち株100%」。
今後どうなるのかは知りませんが、
非上場株(同族株)は
すぐ売れと言われて売れるものではありません。
1人で100%もっていたら無議決権化もダメ
ちょっと気になったPOST(X)がありました。
これだけの問題を起こして、結局は100%の株主として残るなら、解体的な出直しはできない。譲渡が難しく、金銭的な問題で残ると言うのであれば、
無議決権株式に変更すればよい。#ジャニーズ pic.twitter.com/eDL9pCXIfc— 松田公太 (@matsudakouta) September 7, 2023
「いいね」や「リポスト」がたくさん付いていますね。
(うらやましい!)
無議決権株、設定できませーん!(by青島)
しかしこれ、不可能です。。
この株主Aに問題があったとして、
この株主Aのもつ株式から議決権を取り上げたら…
株主総会に決定権がなくなっちゃいます。
まずはこの株主A以外の株主Zに登場してもらって、
それから、
株主Aのもつ株について議決権を取り上げる。
少なくともこの手順が必要です。
Zに登場してもらうには
そのZさんに登場してもらう(買ってもらう)には、
議事録に即した方法でする必要があります。
プラス、ジャニーズ事務所の場合ですと、
世間の納得も必要になってくるでしょう。
株もけっこうなお値段になりそうですし…。
(損害賠償額をマイナスとして盛り込めたらとも思いますが、まだ早いでしょうか)
買い手も大変
「Z」さんも大変です。
まずお金もってないとダメですし、
これから多額の損害賠償を抱える会社の株を持つことになる。。
まぁ、現株主はタダで渡してもいいですよね。
もらったZさんに贈与税の納付が待ってはいても。
(あげた方も譲渡所得というダブルパンチですけれど)
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
平熱でおさまるようになってきました。
が、どうも味覚が鈍ってきました。
苦しくて寝ることしかできない状況よりはマシなのでしょうが、
食べたものが美味しくないのもなかなか。。
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