事業用車両の購入理由は仕事に必要だから（事業所得）

 

つい最近のブログ中古車を買ったことを書きました。
（ブログ最後の「本日記」にですが）
買った理由は「必要だから」です。

 

事業用割合で経費に

仕事につかう車は経費になります。
ただし、仕事に必要でプライベートにも必要な車は全額とはいきません。
この場合、経費にできるのは「仕事につかう割合」のみです。
裏を返せば「プライベートにつかう割合」は経費になりません。

 

仕事につかうならフェラーリでも可

次に車の種類について。
たとえばフェラーリは必要経費になるかどうかですが、なります。
たとえば営業車として購入し、得意先に行ったり、新規顧客の獲得のために走り回ったりするのなら立派に経費です。

そういった体（てい）で購入し、実態は経営者の趣味で用途はドライブ…
なんてことになりますと経費とはいえません。

 

趣味を持ち込まない

どんな車でも経費になるとはいえ、やはり仕事に趣味を持ち込むのはちがうと思っています。

たとえば本当にフェラーリを買って、それが原因で資金繰りに窮す…
なんてことになって支払いが苦しくなったらどうするか。
そうじゃなくても、本来もっと利益が出てもいい仕事なのにフェラーリのおかげで利益が出ない…
慌てて融資を受けるべく銀行に行ったけれど、「フェラーリ売ってはどうですか？」「フェラーリなんか買うからでしょう？」なんてことになりかねず。

 

フリーランスなら兼用で

経費の話から始まって銀行の話に脱線？していますが、そろそろ話を閉めます。
仕事道具とは仕事に必要な道具のことです。
それが車だったら目的にそった車のこと。

ある程度の規模（人数などの規模）があったら従業員用の車が必要になるでしょう。
そうじゃなくフリーランサーである自身だけの移動なら、プライベート兼用が自然です。

…となると趣味を持ち込んでもいいじゃないのとなりますが、お金は大事です。
仕事を長く続けるためにも、変なお金の使い方はしないほうがということで。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。