群馬の人材派遣会社が架空賞与を計上,脱税の疑い。ダメ、絶対。
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群馬県の人材派遣会社。
架空の賞与(ボーナス)がバレて、国に告発されたんですって。
架空の人件費って、なぜばれるのでしょう。
住民税でばれる
税務調査などで「人件費あやしくない?」という話になった場合、まずは経営者に「本当に支払っています?」と聞きます。
払ってますがな!となって、しかしどうも怪しい…。となったら。
税務署は市町村役場などに問い合わせをします。
怪しい人件費に見合った住民税の納付があるかどうか、確かめるためです。
架空の人件費に見合った税金を支払ってまで経費増やそうなんて、そんな人はいなさそうですものねぇ。。
源泉所得税でもばれそう
会社のなどの不正が明るみになると、国への税金だけでなく、地方への税金の納税額も上がります。
不正が明らかになるキッカケは主に税務調査ですから、市町村役場などが税務調査に協力するのはごく自然なことですね。
ところで、住民税の納付は半年から1年遅れでやって来ます。
そうなると、直近の架空人件費は住民税からは明らかにならないかもしれません。
ではどうするかというと、勝手な想像ですが、源泉所得税の納付書から分かりそうです。
架空疑惑の人件費分、源泉納めてないじゃん!と。
社会保険料でもばれるなぁ…
同じことが社会保険料にもいえます。
架空人件費なんてぜったい!…やっちゃいけませんね。
帳簿だっておかしくなりますから。
「働いていたことにしてくれ」のお願い
怪我などしてしばらく働けなくなった人が、生保会社からの保険・ハローワークからの失業保険 などを引き出すため、知り合いの社長などにお願いするー
そういうことがあるそうです。「働いていたことにしてくれ」、と。
で、給料の支払いは受けない(しない)わけです。
でも、帳簿上(経理上)は「支払った」ことにするわけです。
お願いするほうは迷惑かけていないつもりでも、これ、すごく迷惑です。
架空人件費の完成ですから。。
お願いが通って保険会社からお金を受けとったら、かなり立派な詐害行為(詐欺)ですね。。
いやーん!こわい!
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
高性能なパソコン・タブレットが安くて、毎日のように買ってしまいそうになる今日このごろ。
ホントに半導体不足なんでしょうか。
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