インボイス登録をなるべく早くやめる方法
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●インボイスについてよく分からないまま登録
●2024年3月は3か月分(2023年10月~12月分)だけだったのでさして気にならず
●2025年は1年分(2024年1月~12月分)になってビックリ!やめたい!
というかた向けに、なるべく早くインボイスをやめる方法です。
原則は今年いっぱいやめられない
インボイス登録事業者をやめるには
「適格請求書発行事業者の登録の取り消しを求める届出書」
を提出する必要があります。
その効果が出るのは、個人事業者ですと翌年。
法人だと来期です。
この記事を書いているのは2025年3月下旬。
すぐ提出して「2024年限りでやめます!」は通りません。
2024年12月17日(2025年が始まる15日前※)までに「取り消しを求める届出書」を出さないとダメ、だったのですから。
(※後述します)
課税期間特例選択・変更届出書
「消費税課税期間特例選択・変更届出書」という書類があります。
これを提出しますと、1年に1回だった消費税申告を4回(3か月に1回)にすることができます。
面倒ではあるのですがこれをしますと、1年を待たずにインボイス登録をやめることが可能になるんですね。
取り消しは15日前まで
『じゃあ今「取り消し届出書」を提出すれば、2025年中に辞められるんだ!』
…の前にちょっと落ち着いてもらって。
上にも書きましたが、インボイス登録の取り消しは、原則、取り消したい年(法人の場合は事業年度)の前年中に手続きしないといけません。
その前年中というのも1つ注文がついて、15日前です。
1月1日の15日前は12月17日で、そこまでに提出しないとダメ。
これは消費税の申告を年4回にした場合も考え方はいっしょです。
次の3か月が始まる15日前までに「取り消し届出書」の提出が必要です。
たとえば今日が3月25日として、最短でやめられるのは7月1日。
4月から6月の期間の15日前には間に合っていませんから。
最短でいつ取り消しができるか、正しく「取り消し届出書」を提出するために知っておかねばなりませんが。。
思い立ったが吉日とばかり、すぐに提出することも大事です。
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
サウジアラビア戦の観戦中に書いています。
攻めっぱなしでもなかなか1点が奪えず。
強者の宿命であることと、日本代表がそういう立場になったんだなと感じます。
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