開業したけど思ったより売上がない…赤字でも確定申告は必要?税金はどうなる?
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「売上ほぼゼロだけど…赤字ってどうなるの?」
開業したものの、思ったように売上が伸びない。
経費ばかりかかって、赤字になってしまった…。
そんなとき、よく聞かれるのがこの質問👇
「赤字でも確定申告って必要ですか?税金はどうなるんですか?」
結論から言うと、赤字でも申告は大事!
むしろ、赤字だからこそ申告したほうがいいこともあります◎
✅ 確定申告は「儲かった人」だけのものじゃない
確定申告の目的は「税金を納めるため」だけではなく、
自分の収入と支出を“正しく報告”することです。
なので、赤字であっても確定申告は必要(または、したほうがいい)ケースが多いです。
✅ 赤字申告で得られる3つのメリット
① 所得税・住民税が発生しない(または減る)
赤字ということは、利益=ゼロ未満なので、
基本的には所得税・住民税もかかりません。
もし他の収入(アルバイトやパートなど)がある場合、
副業の赤字でその利益を相殺(損益通算)できることも。
② 翌年以降の黒字と相殺できる(青色申告なら)
青色申告をしている場合、赤字を最長3年間繰り越すことができます。
つまり、今年赤字でも、来年黒字になったら…
今年の赤字 ー 来年の黒字 = 課税所得を減らせる
→ 来年の税金が安くなる!
これはちゃんと確定申告をしておかないと使えない制度なので要注意!
③ 補助金・融資の審査にも使える
今後、事業を続ける上で補助金や融資を検討する人も多いはず。
そのときに「確定申告してない=事業実態がない」と判断されることも。
たとえ赤字でも、しっかり申告して帳簿を整えている人のほうが信頼されます。
✅ 「赤字でも放置しない」が鉄則
- 「売上ゼロだから申告しなくていい」は間違い
- むしろ、赤字こそ早めに把握して改善策を考えるチャンス
- 税金がかからなくても、申告しないと“損”になる可能性大!
🔍 よくある勘違いQ&A
Q. 確定申告してないとどうなるの?
→ 税務署に目をつけられるリスクもあるし、あとで慌てて対応する羽目になります。
Q. バイト収入と副業の赤字は相殺できる?
→ 条件次第で可能。特に「事業所得」として認められるかがポイントです(雑所得は通算不可)。
✋ 不安なときは、早めに専門家に相談を!
「売上が少ない」「赤字で税理士に頼むのも気が引ける…」
そんな声もよく聞きますが、実はこういう時期こそプロのサポートが大事だったりします。
税金や申告で損しないために、「相談だけ」でも全然OKなので、気軽に頼ってくださいね◎
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
夏日でも湿度が低くてサッパリした日。
デジタルの湿度計を見てみますと、低すぎてエラー表示?でした。
今日のラジオ
●金曜キックス(14時~ラスト)
●プチ鹿島のラジオ19xx
●マキタ課長ラジオ無尽