『記帳水準の向上等』令和4年度税制改正大綱より
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「令和4年度税制改正大綱」10ページに記載された『記帳水準の向上等』。
もうちょっとやってくれてもいいんじゃない?
という風な感じに見受けられましたが、気のせいでしょうか。
記帳水準の向上とは何か
複式簿記によって帳簿の作成をし、「損益計算書だけじゃなく、貸借対照表も作ってね」というもの。
正しい税額を計算するだけじゃなくて、正しい税額を計算する「過程」まで示せるようなものにしてもらいたいということのようです。
向上を実現するもの
会計ソフトを使えば、「個人事業者でも、手間もお金もかけずに正規の簿記が行なえま」っせと。
「手書きの簡易簿記はやめましょうや」と。
だいたいそんなことが書かれています。
しかしちょっと待って…。
確かに会計ソフトに大きなお金はかかりません。
でも手間のほうは果たしてどうでしょうか。
会計ソフトさえ使えば、本当に手間がかからなくなるのか。こちらは疑問です。
使える人が使えば、会計ソフトは便利
「クラウド会計」というものが世に誕生して6、7年は経つでしょうか。
会計ソフトは複数のベンダーから発売され、すっかり普及していると言えそうです。
ただ実際のところ、敷居はほとんど下がっていないと思われます。
ソフトが使いやすくなって一見できているようでも、ある程度の「経理のルール」「税金のルール」を知らないことには正しく使えないからです。
このあたり、「AIがドカッと腰を据えて見張ってくれる」みたいなことにでもならない限り、記帳水準の向上は成らないのでは? と思います。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
「バチェラー・ジャパン シーズン4」、もう最終回が来ちゃうんですね。
そのシーズン4。誰にローズを渡すか。予想が当たりまくっています。
迷いのある人をバチェラーがすぐ切り離しちゃうからですね。すごく分かりやすい。
とはいえ第6話終わって残った3人は、迷いなく気持ちをバチェラーにぶつけてきた3人です。
ここから先は読めません。実におもしろい。(by 福山数学者)
昨日の1日1つ
●よくわからないけれど異世界に転生していたようです(マンガ)
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