【税理士試験・国税徴収法】理解をおいてけぼりにした失敗例、最後まであきらめなかった成功例
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まだまだ失敗あります。
今回は第66回に受験した「国税徴収法」。
合格できたのはよかったですが、試験1か月前に「相続にしぼるべきか。。」と、2時間だけ悩んだこともありましたし(笑)
順調とはほど遠い調子で本試験をむかえました。
山梨県で税理士やってるタナカです。
前年までに「法人税法」・「消費税法」と合格していても、まだまだ間違った勉強のしかたをしていました。
わたしの場合は、理解をサボって暗記に走るクセがあったんですね。
国徴攻略法国徴の全記事一覧はこちら
失敗1)国税徴収法をすべり止めあつかいした
国税徴収法も、例によって、大原でやっていました。
相続税法はライバルが強力であるという世間のガセ情報(汗)に、すっかり流されていたわたし…
安直な考えで、
「国徴をすべり止めにして、第66回で絶対終わらせる!」
と決意。(^_^;)
なぜ国税徴収法がすべり止めになると思ったのかというと、大原の受講案内の動画にのせられたからです。。
(;゚Д゚)
「国税徴収法は、成績がいい人から順当に合格します。」
と、動画の中で話す310先生にのせられてしまいました。
結果、そんなつもりはないと思いつつ、どこかで国徴をなめてしまいました。
失敗2)講義のわかりやすさで国税徴収法をなめる
ベテラン講師の講義はたいへん分かりやすく、国税徴収法におもしろさも感じていました。
分かりやすくてモヤモヤ感もなく、毎回の講義が終了。
でも、ミニテストでなかなか満点がとれませんでした。
そんな状況でもなぜか慌てず、「まぁそのうち分かってくるだろう」と。。
ダメダメです(^_^;)
失敗3)理解置き去りで、答練の範囲だけ暗記する
大原の「消費税法」以外のミニ税法は、6月のなかばくらいから実力判定公開模擬試験(実判)がはじまります。
その実判で痛い目にあうまでの答練は、講師がしゃべる範囲だけ暗記をし、毎回平均点を超える点数をとっていました。
実判前に、「こんなやり方のままじゃマズイんじゃないか…」と、頭の中では分かっていましたが。。
ただ、理論については、年明けしてからは、答練の範囲に関係なく、コツコツ暗記作業をすすめていました。
でも、理解は置き去り。。
理論サブノートでひたすら暗記作業です。
講師は、
「理論テキストを使って、解説部分もしっかり」
と言ってくれていたのに、暗記さえすれば理解はついてくるだろうと。。
(;´Д`A “`
実判以降は、暗記だけでは対応できない理論問題ばかり。。
試験まで1か月半しかないところまで来て、今までのやり方が完全に間違っていたと気づきました。
(;゚Д゚)
実判第1回は上位25パーセントくらいで、まぁまぁOK。
でも、第2回はなんと70パーセント。。
意図が理解できない問題ばかりで、実力不足ここに極まれりでした。
失敗4)いざとなったら切ればいいか
これですね。。悪いクセ(;^ω^)
第64回のときは相続を切り、
第65回も相続をあきらめ。。
ようやく相続の勉強がうまくいったところで、また2科目め(=国徴)を切る。。
心のどこかで「まぁいいか」と思っていましたね。
でも今回(第66回)は。。
一転! 失敗を認め、希望は捨てない!
- 9月から勉強をはじめ、
- わざわざ山梨から水道橋まで通い、
- 旅費をつかい、
- ホテル代(カプセルですが)をつかい、
- 食費もかさんで…
ここまでやって、また負け犬になるのか…?
いや!
ダメならダメでしかたない!
最後まであきらめず、走り抜けてやろう!
と、気を入れなおして前を向くことにしました。
٩( ”ω” )و
希望1)暗記作業だけはしていた
実判で判明した理解不足。
かなり致命的なレベルでした。
暗記した理論の意味は、分かっていたつもりでした。
ただそれは、表面的な薄っぺらい理解で、どういうときに適用されるものなのか等の、使える理解には遠くおよばない状態だったんですね。
せっかく地味に続けてきた暗記が、ムダになるのか。。?
これが恐怖でした。。(;゚Д゚)
とにかくまずは「理解」。
理論テキストの解説ページを読むことにしました。
暗記作業だけはやっていたので、理解に集中できたのが良かったですね。
(順番が逆になってしまいましたが。)
暗記をムダにしたくない気持ちも、いい方にはたらいてくれました。
希望2)理論テキストの解説部分、実は重要でないページもたくさん!
5月まですっかりサボっていた理論テキストの解説ページ。
とにかく目をとおさなければ始まりません!
いざ読み始めてみると、読まなくてもいいようなページがけっこうあることに気づきました。
これなら一周くらいスグ!٩( ”ω” )و
残り時間が少ないながらも、希望がふくらんできました。
実判後の「直前対策」は上位40パーセントくらい。
その次の「全国統一公開模擬試験」は33パーセント。
ギリギリ間に合いそうな感じになってきました。
希望3)実判、直前対策、全統をまわす!
これですね!
初学者は、模範解答をまわすだけでも力がつきます!
解き直しは、基本的には、問題を見て、解いて、それから模範解答という順番でやっていましたが、
時間がかかる問題や、難しい問題は、あっさり模範解答を見ていました。
特に事例対策は、実判以降の問題にあたるのが一番です。
あきらめない人だけに、いい結果の可能性がある
本試験の結果は「合格」でした。
大原のボーダーラインになんとか届いて、TACのボーダーラインにはほど遠く。。
でも、結果は結果です。٩( ”ω” )و
失敗から学んで、なんとか間に合った国税徴収法。。
波乱万丈な経緯?から学んだことを残さねばと(笑)
67回以降の国徴受験生むけに書きました。
お役立ていただけたら幸いです!
٩( ”ω” )و
↓「あきらめちゃイカン!」そう思わせてくれるとのことで、売れているみたいですよ。
「今年はダメだ、来年がんばろう」は、試験終了後にしてください。
試験開始15分前までもがきましょう。
もがいた分だけ伸びます!
【編集後記】
昨日のブログで書いた、日商1級・全経上級むけの「理論マスター」。
まだ手もとにあるので、開いてみました。
なんとそれは、2012年に出た第7版。
すっかり忘れていましたが、「財務諸表論」の理論対策として、買い直していたみたいです。
実判前までベタ書きみたいな理論問題ばかりで、慌てた当時の記憶がよみがえりました(笑)
【昨日の一日一新】
岡本健太郎(山賊ダイアリー)