令和3年分,確定申告の手引き。できあがっています。

 

令和3年分（2021年分）の「確定申告の手引き」が公表されました。
2021年12月12日現在、申告・納税期限の延長にまつわる話は聞こえてきません。
はやめはやめが肝要です。

大きな変更点はナシ

令和2年分（同3年4月15日申告分）は、変更点がけっこうありました。
●給与所得控除
●公的年金等控除
●基礎控除
の引き下げ。それから、
●ひとり親控除
の創設など。
それに比べ、令和3年分（同4年3月15日申告分）に大した変更はありません。

自分に関係するところは？

この「手引き」もですが、確定申告に関する書籍はそれなりにボリュームがあります。
網羅的に乗せる必要があるからですが、これに付き合う必要はありません。

副業があるサラリーマンであれば、まずは「給与所得」と「雑所得（業務）」のページを。
あとは、自分に関係ありそうな「所得控除」のページを読めば問題はないでしょう。

書類をそろえる

「給与所得」であれば、会社から渡される「源泉徴収票」を。
「公的年金等」であれば、1月中旬過ぎに「源泉徴収票」が郵送されてきます。
生命保険、介護保険、個人年金の各証明書は、11月中にはそろいます。
一時所得に当たる保険金（一時金）、年金形式でもらう保険金に関する明細は1月中でしょうか。

このあたり人それぞれといったところですが、申告書を作るときになって「あれ？」っとならないようにしたいものですね。

確定申告書等作成コーナーは令和4年1月4日から

年明け1月4日。
おそらくこの日から、「確定申告書等作成コーナー」で、令和3年分の確定申告書の作成が行なえます。
必要な書類がそろい次第、1日でもはやく、申告書の提出をしてしまいましょう。
肩の荷が下ります。

Writer｜山梨県の税理士 田中雅樹

●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。