ほぼ勉強の読書はキビシイものである。が、読む価値のあるものである。
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本には「読みやすい本」と「読みにくい本」があります。
小説であれば、たとえば池井戸潤さんのような、読みやすい文章には芸術を感じる人もいるでしょう。
じゃあ、勉強のための本はどうか。
全体像をつかむためのカンタンな本は、それはそれでOKでございましょう。
でも、使えるレベルには到達できませぬ。。
ある程度「こんちくしょう…」と思える瞬間も必要です。
全ビジネスパーソンのための分かりやすい「法人税法」の教科書
税務訴訟専門の弁護士が著者であるこの本。
教え方の参考に購入しました。
興味深く読んでいます。
ちょい難しいくらいが伸びる
この本のいいところは、「判例」が豊富なところ。
判例とは、ザックリ「税法上グレーなところを、裁判所がどう判断したか」です。
納税者と国税とで裁判沙汰になって、その判決。です。言い方を変えると。
税理士としてこんなこと書くのはどうかと思いつつ書きますが、
適度な読み応え(難しさ)がある本は、考えながら読まねばなりません。
著者との対話でもあります。
「カッコ多様して、ぜんぜん分かりにくじゃんけ!」(甲州弁)
というツッコミです。
この本の場合ですよ。
この本の話しをもうちょっとしますと、歴史的な話しも取り上げてくれています。
「法人税法を学ぶ」には非常によい本だなぁと思っちょります。
弁護士にしておくにはもったいない(?)くらい、税法に造詣(ぞうけい)が深いなぁ。。
と嫉妬しちゃいます。
学校でしゃべるレベルは超えているため、ワタシの楽しみ&インプット目的 に変わっちゃいましたが。
全ビジネスパーソンに。。?
もうちょっとこの本を例に話しをしましょう。
「分かりやすい」とのことですが、正直ギモンであります。
これもひとつのツッコミです。
ワタシは税理士ですし、法人税法との付き合いも長いです。
今(2019年7月)現在、法人税法を教えている立場でもありますし。
いちおう、ね。
税法が初めてのビジネスパーソンが
「ふん、ふん、なるほど!」
って、簡単にわかっちゃったらショックだなぁ。。
ガンバリは必要だけれど、読み切ったら力は付きます!
わかりやすい法人税 (令和元年版)
最近購入のこちらの本。
これから法人税法を学ぼう! というかた向けの本です。
たぶん難しい
それでも、初めての人には難しいでしょう。
でも、そういうもんです。
簿記知識ゼロの人が、簿記3級の参考書に苦戦するのといっしょです。
わかりにくいですか?
でも食らいつく。
勉強ってそういうものですよねー。
抵抗のない本は。。
スッスッと読め過ぎてしまう本は、得るものが少ないです。
勉強関係の本に関しては、
- 難しすぎてはイヤ(苦痛)になる
- 簡単すぎてもダメである
でしょ?
ちなみにですが(しつこいですが)、ワタシがこの本を買ったのは教鞭をとるためです。
古い表現ですねぇ。ムチはもちませんし。
正直、読んでもまったくオモシロくありません。。
実は平成30年版も持っておりまして、中身かわらないので「令和元年版」は手放すことにしました。
本に負けん!
気を抜くと数日閉じたままになってしまうような難解な本。。
こういう本はちょっとずつ読むしかありません。
無理にナナメに読めばまったく意味がなくなるし、
一字一句つきあっても意味が分からないままは、やはり無意味です。
たとえ千ページ超えるような厚さでも、自分のものにしたいのなら、ジックリ付き合うしかないのであります。
このあたり、「それは違うでしょ」という人もいますでしょう。
自身のスタイルを探す旅でもあるのですよ。きっと。
そこはね。
本日記
ある本の一節。
ひとつを真似るは盗作。
多数を真似る(だったかな?)は研究。
ピカソも“天才は盗む”とか残しているらしいこともあり、妙に腑に落ちました。
昨日の1日ひとつ
- 土曜朝6時 木梨の会
- みむこじラジオ
- モブ子の恋
- 山と食欲と私