確定申告しないとどうなるの？ を試してはダメ。

 

確定申告しないとどうなるの？
…と口にしながら、本当にしないのはダメです。

 

税理士が解約になって無申告

ずっと確定申告は税理士がやっていて、契約が切れて、次の税理士を探そうと思いつつも放置…
そのまま申告期限が過ぎてしまったけれど、
「税務署なにも言ってこないじゃーん！」

なんてことが言えるのは、だいたい2か月くらいです。
特に会社（法人税）ですと、税務署が放っておいてくれるわけありません。
（青色申告のとりやめとかも見えてきちゃう）

最初（1期目）からでもダメですね（バレます）。
会社は登記して会社ですから、設立届が税務署や市町村に出ていないだけでも連絡きますから。

 

バレなかったりする所得税の無申告

無申告が絶対にバレる法人税にくらべ、バレないことが珍しくないのが所得税（個人）ですね。
コロナ禍で「持続化給付金」とか「事業復活支援金」があって、そこで必要になって、初めて確定申告（プラス「期限後申告」）した個人事業主がたくさんいたことでしょう。

申告しましょうの後押しにならないかもですが、無申告は家族の迷惑になることも有り得ます。
（わたしのように独身ならばOKということではない）

 

確定申告書をつくること

以上、確定申告をしないこと（無申告）について軽く触れました。
で、ちょっと表現を変えますと、確定申告は身分証明みたいなものだと思っています。

たとえば、銀行からお金を借りるのに必要。
子を保育園に通わせるのに、会社員や会社役員だったら源泉徴収票が必要で、個人事業者ならば確定申告書が必要。

無申告だと、国民健康保険税についてもウソ偽りの納付をすることになります。
あっちこっち騙しまくることになるわけでして、それが発覚したら、刑事事件にはならないまでも、税務署からそれは熱いお灸をすえられるでしょう。

そんなわけでして、この話についてはまたいずれ。
具体例は書けませんが、架空の話を交えてできればと思っています。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。