ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

『インプットした情報を「お金」に変える黄金のアウトプット術』インプットを見直す機会にヨシ。

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書評です。
著者の成毛眞さんが本の中で書いているとおり、8つのブロックに分けて。

意外とシンドイぞ… 成毛さん。。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]山梨県で税理士やってるタナカです。
1ブロック100文字。8ブロックで800文字。
とのことでしたが、大幅に超過しました。[/speech_bubble]

 

 

さぁインプットはやめだ。アウトプットしよう

アウトプットしようぜ。
人生、ほぼアウトプットでいいんだ。
そんな調子の、まるまるアウトプット推しの本です。

タイトルの「術」はウソです。
言いすぎ成毛さん、です。
(ちょっと正直に書きすぎてスミマセン。「術」って付けると、売れそうですもんね。)

少々ネガティブな紹介となりましたが。
非常に読みやすく、サクっと完読できる本です。

ふだんビジネス書を読まない人にはもちろん。
ビジネス書読みすぎの人にも、オススメです。
(→インプット見直しのキッカケに。)

一番読むといいのは、アウトプットに悩んでいる人かもしれません。

 

 

ブログ書こうかな(で書かない)・SNSはイイネonly

成毛さんがターゲットと考えているのは、発信を全く考えていない方。
(多分ですよ。)

もちろん、
「ブログ書いていれば偉いのだ」
とか、そんな事は書かれていません。

読んでいて思ったのは、
「傍観者にはなるな」
と。
成毛さん、そう言いたいんじゃないかなと感じました。

書くことで人生変わった人、たくさんいますし。
顔と本名隠して、人のあげ足とってばかりじゃカッコ悪いし時間のムダ。

気の利いたこと書けませんが、どうせなら発信する側でしょう。

そして、批判もらうようになったら、ちょっとは影響力出てきたかと。
ニヤリとしてみたいじゃないですか。

 

 

文章の書き方なんて習うな

  • ダメだダメだと思いがちな人ほど、インプットに走ってしまう。
  • 「俺って頭いいだろ?」とスカしている人ほど、インプットonlyでいい気になっている。
  • ニュースにコメントつけて、一丁前のコメンテーターぶっている。
    (→成毛さんによれば、コメントはアウトプットではない。)

思い当たるところ、ございませんでしょうか。

自分はだめだ。だからインプット。
成毛さん的に言えば、これはNG。
(→グサリときました。)

確かに、どんな知識も生かせてこそです。
アウトプットして失敗したら、そこで修正のチャンスがあるのですし。

インプットばかりして出さずにいたら。。
上手くなる気がしません。

 

 

英語より落語

文章も、しゃべりも、リズム。
英語なんか習うより、落語を聞きなさいと。
成毛さん書いております。

なるほどー と思って、さっそく、某有名動画サイトで試聴してみました。

とりあえずわかったのは、何かをやりながらでは、サッパリ分からないと言うこと。
聞き慣れるまでは、傾聴したほうが良いようです。

声の強弱のうまさ、流れるような調子の良さ。
これは、なんとなくですが感じました。

(すでに英語が出来る人は、もちろん大いなる武器。うらやましい。)

 

 

「質」は他人が決めるもの

「才能は他人が決めるもの」
というブロックがあります。
(「黄金のアウトプット術」30ページ。)

成毛さんがここで言いたいのは、
「アウトプットしなければ、人の目に触れることはない」
ということです。

まずアウトプットをしようと決めてその通りにするだけで、そのアウトプットが自分の満足のいくものでなくても、凡百のインプットだけの人々よりも、はるかにクリエイティブだ。
0に比べて100ではなくても、1ではなくても、せめて0.1ではある。
そして、0と0.1の間は、0.1と100の間よりも遠い。

僭越(せんえつ)ながらわたしが思ったのは、せっかくアウトプットを始めたのに、「質」を理由にアウトプットを止めてしまうケース。

「才能」を決めるのが、「他人」であるならば。
「質」を決めるのも、やはり「他人」だと思うのです。

 

読みやすくてためになるブログを書く方が、「質」を理由に、月数回の更新に変えてしまい。
読むのを楽しみにしていた方だったのですが。。

たまにUPされるブログは、どこが「質」アップしたのか分からないし、誰得な記事なのかわからない。

一読者として、残念だと感じた一例です。

 

 

カンタンに書く。専門用語は使わずに

出版業界では、本が売れて市場からアンコールがかかることを「重版がかかる」「重版が決まる」などという。
その重版が刷りあがると「重版が出来(しゅったい)した」という。
このとき、重版と言う単語しか知らなくて「重版を印刷する」「重版が現れた」などとしてしまうと、とたんに素人臭くなる。

わからないことに対して、背伸びをしなさんなと。
そういうことですね。

ここで、初めて知ったのが「出来」の読み。
「しゅったい」と読むのですね。

重版出来→ 重版でき

と読んでいました。。
知ったかぶって人に言ったりせず、良かったと思います。
(恥かくのも、時として良いものですけれど。)

 

 

著者・成毛眞。元マイクロソフト日本法人社長

現在の成毛さんは、私の知っているところだと、書評サイト「HONZ」の主催者。
ご自身でも、本をたくさん書いておられます。

「黄金のアウトプット術」以外の本、アマゾンのカスタマーレビュー評価は低めですが。。
(あてにならない評価ですけど、見ちゃうんですよねぇ。。)

他の本の評価はともかくとして、この本に関してましては、

  • アウトプットしろよ
  • 本読むなよ
  • 書き方習うなよ

と、なかなか他の本にはない切り口です。

「書き方習うなよ」
には、グサリときましたし。。

1時間ほどで読めて、お値段800円。
良い投資だと思います。

 

 

超絶オススメ! ではないの。

初めて読んだ成毛さんの本。
インプットを見直す、良い機会になりました。

特に、文章の書き方。
これについては、これ以上勉強するのはやめようと。
時間は限られていますし。

わたしの文章がうまい、と言っているのではありません。

  • わかりやすく書けばよい。
  • 読み手が読めるように書けば良い。
    (専門用語は極力避ける。)

そこに、深く共感したからであります。

 

動かない人・動けない人 向けの本である

オススメでない対象は、「すでにアウトプットしていて、かつ、仕事などにいい流れができている」方。
それから、「書いてスグお金もうけが出来る」と思っている方。

「黄金の」と銘打たれてはいても、特別な技が紹介されているわけではありません。
裏技でもなければ、ショートカットできる抜け道の紹介でもありません。

成毛さんが想定している読者は、おそらく、ダメダメ・ジメジメなやつなのです。
(わたしのような。。)

既にじゅうぶん発信していて、書くことが仕事につながっている方にはね。
今さら言われんでも 的な、時流に乗れていない本に映るかもしれません。

「今スグ」と思っている方については、アウトプットして認知してもらうのは、時間がかかってツライでしょう。

 

編集後記

昨晩、ExcelファイルをOneDriveに保存する前に、ルーターの電源を切ってしまい。。
Excelファイルではなく、Office全部に不具合が生じるようになってしまいました。
復元ポイントを探ると、直近は一週間。
Chromeに問題が出ると表示され、復元すると本当に問題が出て、Chromeが起動できなくなり再インストール。
冷やっとした真夏の昼下がりでした。

昨日の1日ひとつ
  • Excelファイルを壊す(実際はOfficeを壊す)
  • 成毛真さんの本
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