全国で広まる宿泊税について

 

「宿泊税」という地方税が全国に広まっているとか。
円安に乗って外国人観光客がたくさんやって来る現状、あらゆる形でお金を落としていただきましょう。

 

大阪で「宿泊税」値上げ

読売新聞オンラインによりますと、

●現在大阪府ではホテル・旅館で1人1泊100～300円の宿泊税を徴税
●これを200～500円に引き上げる方向で調整中
●現在の税収は年間約25億円
●引き上げすると全国最多の80億円規模に
●引き上げ時期は大阪・関西万博の会期中に
●宿泊税の引き上げは2017年の導入以来初

とのこと。
今の日本の好景気？って円安によるものが大きいですし、外国人観光客が落としてくれるお金に頼らざるを得ないのは誰にでも分かること。
そんなことをわざわざ書いてごめんなさいですが、宿泊税、大いに結構だと思います。

千葉でも始まる

千葉県では1人1泊150円で検討中とか。
千葉といえばディズニーランド・シーがありますから、外国人観光客だけではないですね。

もちろんこちらも大賛成です。
こういうところで税収が得られれば、住民税のUPは先送りされるはずですから。
（注：住民税増税については噂レベルでも現状は聞きませんが…）

山梨県富士河口湖町、富士吉田市でも

山梨県の場合は、富士河口湖町と富士吉田市で、2026年導入予定で動いているようです。
税収はオーバーツーリズム対策にあてるとか。

両市町は富士山などの強力な観光資源があって、観光地として見た場合、県内他の市町村とは次元が異なるといいますか。
たとえば甲府市内には比較的観光客が少ないですから、県全体ではなく、市町村単位で宿泊税の導入をするのがよさそうですよね。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当（2019年4月～）
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演（東京地方税理士会広報活動）
●ブログは毎日