クロネコ、クロネコメイトとさよなら。

 

ヤマト運輸が、「クロネコメイト」とよばれる2万5千の個人事業者との契約を終了しました。
クロネコメイトに配達を依頼していた分、今後は日本郵便に依頼するそうです。

 

クロネコメイト

ネットニュース記事によれば、クロネコメイトはメール便を中心に配達をしていたとのこと。
多いときで1日600もの数をこなす人もいたとか。。
人材不足の世の中で切るということですから、それだけ日本郵便に依頼するメリットがあるのでしょう。

交渉にならず

クロネコメイト側は労働組合（のようなもの）を結成し、契約終了の撤回を求めていたそう。
が、雇用契約によるものではありませんでしたからね。
B to B というやつですから、取り引きが終わる可能性はいつだってゼロじゃありません。

日本郵便にするメリット

クロネコメイトを終わりにして日本郵便に依頼するメリット。
おそらくはお値段でしょう。
クロネコメイト2万5千の個人事業者と価格交渉するって、まぁ無理な話ですからね。

クロネコメイト側の失敗

すべての元クロネコメイトが契約終了して困っている…ということはないと思います。
困っているのはヤマト運輸1社に依存していた元クロネコメイトたちでしょう。
…と書いてしまうのは簡単ですが、上に書いたとおり、多い日・多い人で1日600もの荷物を配達するのって相当なものです。
ヤマト運輸の経営判断は他人がどうこうできるものじゃありません。
とはいえ、厳しいなぁと思わずにはいられませんね。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。