サポート詐欺に引っかかりたくない!
スポンサーリンク
山梨県内のとある商工会が、サポート詐欺によって1千万円の被害にあったとか。
記者会見が2024年3月18日に行われまして、その内容を見て感じたところを書きます。
まず相談できなかったか
「トロイの木馬に感染している」
…というメッセージに驚き、表示された電話番号に電話してしまったという職員。
電話する前にはパソコンの再起動をこころみたようですが、メッセージは消えなかったらしいです。
だいぶ混乱されたのでしょうが、自分だけでなんとかしようとは思わず、パソコンに強い職員に相談してみてほしかったですね。。
再起動して、ダメ?
再起動というのは、シャットダウン→起動 のこと。
シャットダウン時(再起動前)に閉じられなかったアプリ(ブラウザなどのウィンドウ)は、次の起動時に最初から表示されることは十分ありえます。
対処は強制終了で
もし詐欺ウィンドウ(詐欺メッセージ)が出てしまって、ウィンドウ右上の「×」で消せなかったら、
- 「Windowsキー」+「X」→「T」を押して「タスクマネージャー」を出し、
- ブラウザ(Chromeなど)を強制終了
することで消せます。
もし分からなくて今回のように組織の中で働いている人でしたら、詳しい人に相談するのがいいですね。
中小零細の経営者やフリーランスは自身のITリテラシーが大事
「今回の今回の…」と「今回」を使いすぎていますが、今回のケースは、被害を招いてしまった職員さんがインターネットバンキングのパスワードなどを管理していました。
じゃあこれが中小零細の経営者だったらどうなるか。
まず従業員にお金を触らせることはないでしょう。
お金の管理者は経営者自身であるはずです。
そうなると経営者には最低限のITリテラシーが求められます。
もちろんセキュリティーを含めたリテラシーですね。
…と偉そうなことを書くわたしも、ヤフーそっくり、銀行そっくりのサイトに騙されかけたことはあり。。
油断はできませんが、ある程度手口を知っていれば、「おかしくないか?」と気付くことができると思います。
あとは、上にも書きましたが、相談できる誰か。
これについては雇っている従業員でもOKです。
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
今日も冬の風が。
昨晩から真冬の寝具に戻しました。
今日のラジオ
●髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ