タニタが社員を個人事業者化|ネット記事感想
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タニタが2017から初めていた社員の個人事業者化。
「化」といっても、「化」は社員が希望すればとのこと。
メリット・デメリットについて以下書きます。
会社側のメリット(一般的なところ)
「給料」が「外注」に変わると、会社側にはいろいろとメリットがあります。
- 社会保険料の負担がなくなる
- 消費税の仕入税額控除ができる
- 有給休暇、育児休暇、リフレッシュ休暇などがなくなる
- 賞与がなくなる
- 退職金がなくなる(膨らみにくい)
- 光熱費負担、場所代、備品代などがなくなる
- 教育費がなくなる
時間をかければまだまだ出てきそうです。
タニタのメリット
ネット記事によれば、タニタが個人事業者化を始めたきっかけは
「優秀な社員が離れることを防ぐ」
ことだったとのこと。
優秀な課長から「親の介護で退職したい」旨の申し出があって、
フル出勤できなくても何とかタニタで働いてもらえないか…
を考えた時に出てきたアイデアなんですって。
もちろん上に書いたようなメリットもありますし。
優秀な人から新人社員などへのアドバイスは難しくなるかもしれませんが。。
そこは無くなっても、優秀な人が自社に関わってくれるって大きいですもんね。
個人事業者になるメリット
社員が個人事業者になるメリットとしては、一般的には、こんなところでしょうか。
- 通勤がなくなる(減る)
- スケジュールが自分で組める(限定的であっても)
- 時間ではなく成果でお金がもらえる
- パソコンなど設備投資が自分の裁量で行える
タニタの場合は、本人が希望すれば、タニタ社内で仕事できるんですって。
個人事業者になるデメリット
続いてデメリット。
- 退職金がなくなる(減る)
- 賞与がなくなる
- 自身が病気などで仕事ができなくなる可能性
- タニタから切られるかも(営業活動の必要性)
- 事務処理、経理、確定申告
- 国民年金基金、iDeCo、小規模企業共済など、節税と老後資金の検討
メリット同様、もっといくらでもあるでしょうね。
最後の節税に関しては、余裕資金との綱引きでもあります。
プラス「NISA」も絡めて、楽しんで検討できる人にはデメリットではありません。
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
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