Evernote日本法人が撤退していた件

 

Evernote日本法人が撤退したらしいですね。
かつては日本がEvernote利用者数世界2位だったらしいですが、同社にとって旨味のない市場になってしまったのでしょう。

 

シロートが思いつく理由その1：円安

まず思いつくのは円安です。
この記事を書いている現在で155円ほど。
ここ数年で20円とか安くなってしまいましたから、Evernote社からすれば、ドカンと値上げしないとやっていられません。

いちおう補足しておきますと、ドルベースでは据え置きで、円換算すると（日本人にとっては）値上げに見える格好になるということです。

 

シロートが思いつく理由その2：ライバルが強い

ちょっと前まではライバル不在だったEvernoteも、ここ2年くらいは完全失速でした。
それよりも前から存在したマイクロソフト製の無料ソフトには楽勝だったのに…です。

で、出現したライバルですが、キホン無料。
無料の範囲でけっこうなことができるようで書籍もたくさん出ました。

 

シロートが思いつく理由その3：アプデがダウングレードみたいだった

ケチなわたしですら有料でつかっていたEvernote。
ですが、しょっちゅうアップデートが入って、特にここ2年くらいはUI（ユーザインタフェース＝画面）がしょっちゅう変わって、いやだなーいやだなーって感じでした。
くだらないアプデ要らんから、年間2千円くらいで使わせろって感じでしたね。
あ、円安だし無理でしたか。

 

シロートが思いつく理由その4：無料じゃ何もできない

Evernoteには無料プランなるものがありまして。
しかし年々できることが減っていきました。
（今でもドンドン減ってますかね？もう使っていないので…）

殿様商売できたうちはそれでもよかったのでしょうが、それでは「これからのユーザー」が入ってこれません。
衰退の理由は「金出さないやつは出ていけ」という姿勢。
課金ユーザー目線ですと「他に無料でいいやつがある」といったところでしょうか。
どんな原因にしてもさよならEvernote。
いちおう大事なデータはあるので、その閲覧だけに使っていきます。
（移行したらホントにさよなら）

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。