ブックオフ・ハードオフの架空買取などの経理処理案
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ブックオフ・ハードオフで大スキャンダルが発覚しましたね。
というわけでして以下、横領があった場合の経理などを簡単に書きます。
架空買取り、内引き
消費者が持ち込んだ本やゲームなどを買い取って、きれいにして販売。
ブックオフがやっている商売ですね。
ところが、買い取った体で・お金を支払った体で、お金を従業員がフトコロにいれてしまうということがブックオフで発覚しました。
「買い取った体」ならば在庫が合わなくなるはずですが、別途バーコードを用意して偽装。
「内引き」といわれる従業員による万引き行為もあったようで、こちらの在庫を合わせるのも偽装していたようで。
イメージダウン
ブックオフの従業員ってどういうイメージでしょうか。
わたしのイメージは、本好きだったりゲーム好きだったり。
ブックオフの仕事が好きだからここで働いていますよというイメージです。
というのも、実は20歳くらいのころアルバイトの面接を受けまして落ちています。
ホントーにお恥ずかしい話ですが、面接で応募の理由を聞かれ
「小遣い稼ぎです」
と答えたことが不採用の理由だったようで。
それが理由だと確信したのは、ブックオフの従業員のレベルの高さを特集したテレビ番組を見たからでした。
イメージダウンというのは本当に怖いもの。
中古車販売のビッグモーターが身売りに追い込まれたのはイメージダウンが原因といってよいでしょうから。
ただブックオフの場合はお客さんに直接の被害はありませんし、そこまで深刻なものではないと思いますが。
横領の経理処理
ひとまずブックオフがすべきことは、「架空買取」については、それを行った従業員からの現金回収。
それと在庫商品のデータ修正ですね。
「内引き」(万引き)については、商品を戻させるか、買い取らせるか。
損害賠償金を求める場合は、それについても織り込む必要があります。
ハードオフについては北海道の店舗の責任者がやっていたようですが、調査中に逃亡・失踪中だとか。
なかなか簡単にはいかないのでしょうねぇ。
最後の手段、あるいはスピード重視なら、「給料」で処理してしまうことでしょうか。
不正をした従業員の返答などを待つことなくできます。
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
最近の中ではダントツで涼しい日。
ここ数日の暑さを考えると助かりました。