年金の運用益が過去最高の45.4兆円

 

株高や円安の恩恵にあずかり、年金の運用益（黒字）が45.4兆円とのニュースが。
これで若者たちの負担が減ればよいのですが、まぁそうはならないのでしょうね。

 

実態を伴わない株高

よくニュースなどで耳にする日経平均株価。
これが昨日（2024年7月4日）に4万円を超えまして、翌日である今日も4万円をキープ。
わたしが26歳くらいのころは1万円を切ったりしていましたから、その時代からすればエライことです。

しかし1ドル160円の今日このごろですからね。
1ドル100円で計算したら、日経平均株価は25,000円です。
（シロートのタラレバは以上です。お目汚し失礼しました）

乗ったほうがよい

とはいえ年金の運用が現状うまく行っているのはよいこと。
定額減税なんてものをやったのですから、国民年金・厚生年金ともに、これ以上の値上げはひとまず見送ってくれよと。
言いたいですね。

とれるものはとる

減税はよく叫ばれるものの、ほとんど議題に上がらない社会保険料。
これ、取り上げようとがんばっている議員っていないのでしょうか。
政府与党は消費税率を15％に上げたくてウズウズしていると思いますが、若者にしてみれば消費税率UP・社会保険料DOWNのほうがありがたいはずで、でもそんなこと考えたこともないかな。。

で、政府与党は運用益ウハウハな今の状況を利用して社会保険料（国民健保、国民年金も）Downする。
代わりに消費税率UPにかじを切ってはどうでしょうか。

…と書いたところで、そうやすやすと理解されるわけないし、選挙に負けちゃうから無理なんだろーな。。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。