確定申告で親を扶養にして節税?
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某SNSで「親を扶養にせずに確定申告する人は損してるよー」というようなものを見かけました。
続けて「別居でもいいんだよ」とも。
全部が全部まちがいとは言いませんが、怖いもの知らずとでもいいましょうか…。
「生計一」かどうか
扶養になるかどうかは本人(居住者)や家族の所得にもよりますが、【生計一】(せいけいいつ)かどうかも大きな分かれ目です。
「生計一」とは、ざっくり言えば「財布が一緒」。
両親の生活費はわたしの財布から出ていますよ
…という状態がそうです。
離れて暮らしていても同じで「財布が一緒」かどうか。
「わたし家族」と「両親家族」の生活費は「わたし」から出ている、あるいは「親」の財布から出ていれば「わたし」と「親」は生計一です。
今回の「親を扶養に」という話ですと、わたしの財布から出ているはずですね。
怪しすぎる節税屋さん
某SNSに「親を扶養に」と書いていた人は「節税屋」を名乗っておりまして。
もうほんと、怪しいことこの上ありません。
読んだ人のほとんどは「とにかく親を扶養にしなきゃ損しちゃう」と思ったでしょう。
中には鋭い指摘をする人もいますが、たいていの場合スルーされがちです。
知る人ぞ知る節税…
書くだけで実現する節税。
…いやいや、そんなものはありません。
絶対にアウトでしょそれ!
なものであっても、たまたま税務署にわからなかっただけの可能性が高いです。
イコール認められた、ではありません。
Writer|田中雅樹(税理士)
●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
2023年初めての雨が降りました。
ちょー…っとだけ、降りました。
もうちょっとと思いますが、雪はカンベンです。
今日の1日1つ
●どうする家康(第1話・NHKプラス)
今日のラジオ
●佐藤と若林の3600
●オードリーのオールナイトニッポン