「所得税法入門の入門」の読みかた入門
スポンサーリンク
入門の入門とはいっても、そこは税法の本。
税について初めて学ぶかたにとって、「ハードル低い!」と言い切れません。
簿記の知識が要る
所得税の本を読むには、簿記の知識が必要になります。
「不動産所得」「事業所得」「雑所得(業務)」あたりは必須といえるでしょう。
簿記ができなくても出来る!
みたいなフレコミで営業活動している経理ソフトベンダーは、一体何を考えているのか。。
売れちゃえば関係ないのでしょうか。
自分に関係の深いところから読む
●サラリーマンであれば「給与所得」から読む、
●持ち家に住んでいる人なら「譲渡所得」(マイホームを売った時の特例など)から読む、
という風に、自分と関係の深いところから読むと入っていきやすいです。
読んでいる内に興味が出てきたら他も読んで見る…
という感じで読み進めるのがよいと思っています。
「損益通算」は読まない
損益通算は、少々むずかしめの論点です。
よく見かける「あの」フローチャートが良くないのではないでしょうか。
「損益通算」というものに「理屈がまったくない」訳ではないと思っていますが、『こういうルールなんだ』と割り切るのがよいです。
たとえ深く考えたところで、答えは出ません。
まったく読まず、ソフト(システム)任せにするのは非常にアリです。
森を見て、木にこだわらない
「木を見て森を見ず」という言葉があります。
税金に関する本もまさにこのとおりで、細かいところに囚われて先に進めなくなるより、分からなくても読み進め、「とりあえず一通り読めたな」という状態になることです。
1回で分かろうなんてダメ。
たいていの勉強は「そうは問屋がおろさない」となるわけでして。
2回目以降のために、まずは森を見ることをおすすめします。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
「dショッピングの日」が、残念なことに、ちょっとだけお得な日になってしまいました。
残念ですねぇ。。
今日のラジオ
●金曜キックス
●ナインティナインのオールナイトニッポン