簿記上達のカギは借方・貸方の意味を考えないこと。事業主借・貸を考えないこと。
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簿記の仕訳。
左側を借方(かりかた)、右側を貸方(かしかた)とよびますが…
「借」りるとか、「貸」すとか、意味を考えてはダメです。
意味はないので。。
「借方」「貸方」と呼ばれることになった経緯
いろいろと説があるようです。
- 福沢諭吉が和訳をまちがえた説
- 「借」りた金額を左側に書き、「貸」してくれた人の名前を右側に書いた説
実際のところがどうであるにせよ、簿記の世界の仕訳については、
借方といったら左側のこと、貸方といったら右側のこと
です。
これだけ知っていればじゅうぶんで、漢字の意味あいから深く考えだしたら答えの出ない泥沼なんですよね。。
所得税の「事業主借」「事業主貸」勘定
「不動産所得」「事業所得」で65万円(あるいは55万円)控除を受けようとする場合、「正規の簿記の原則」にのっとって経理をおこなっていく必要があります。
ザックリいうと経理ソフト(会計ソフト)を使いましょうということです。
個人事業主ですので、家事関連費を必要経費から外したり(「事業主貸」勘定)、プライベートの財布から建て替えたり(「事業主借」勘定)することがあるわけでして。
↑このカッコ書きのとおり「事業主」勘定をつかうのですね。
で、ここでもやはりといいますか、事業主のあとにくっつく「借」「貸」を考えないことが肝要だったりします。
左側に書くのは「事業主貸」、右側は「事業主借」と。
借方・貸方とは「貸」「借」が逆になります。
どこまで考えよう?
簿記の借方・貸方に関してだけいえば、深く考えても無意味です。。
対して、深く考えるといいますか、公式を証明できるレベルまでやったほうがよいのが数学で。
なんでもかんでも公式に当てはめて正解さえ出せれば良い!
ということをやっていますと、大学数学で手も足も出なくなっちゃいます。
なにをどこまで?
というのは、目的によったり、内容によったりするもの。
経理ができるようになりたい、事業の数字がわかるようになりたい のであれば、会計の世界を研究する必要なんてないわけです。
大学受験のための数学であれば、公式なんて証明できなくてもよいのかなと。
数学のセンセーがた、怒らないでね。
勉強は、目的に合わせて行えばよいと思っています。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当は開業時よりすべて所長(タナカ)が行うスタイル。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
連休前ラストのスポーツクラブ。
連休中の運動をどうしようか、まったく決まっていません。
散歩かな。。
昨日の1日ひとつ
- ドラゴン桜(2021)