素人による論文の書き方。税理士会会報「論壇」を担当して。
スポンサーリンク
東京地方税理士会の会報「東京地方税理士界」。
この会報の令和3年1月号に、毎日駄文(このブログ)を投稿している筆者の論文が載ってしまいました。
「論文なんて書いたことなーい」
からでも、表彰されない論文であってもOKならば、誰でも書き上げることはできます。
お題えらび
まずはお題を選ばねばなりません。
これが第一歩であるのですが、ゴールでもある!
…といっても言い過ぎでないほど、大事な大事なアタックチャンスです。
ですので、ゴールから想像してみましょう。
「このお題は最後まで書き上げることができる内容になっているか」
が大事です。
「こんな題材を深堀りしたい!」
という理想は誰にでもあるものだと思いますが。。
そこはグッとガマンです。
最後まで書き上げられそうなら、もちろん理想をつらぬいてね!
参考文献をどうする
「論壇」の原稿を書くにあたり、現役の大学院生に相談しました。
実際に論文を書いている人ですから、参考文献について的確なアドバイスをいただきました。
そんな中ビックリしたのが、
権威ある著者による文献以外は、参考文献にしてはならない
というもの。
その道の権威ある著者であれば、文献でなく、ネット記事でもOKであると。
じゃあ権威ある人って誰?
となるのですが(シロートはね)、これはいくつか論文を読んでみれば解決する問題です。
参考文献に出てくる文献の著者をあたればOK!
もうちょっとザックリ書きますと、大学の教授(税金の論文だったら租税法が専門の人)が書いている専門書ならイケるのではないでしょうか。
構成をどうする
「構成をどうするか」というのも、論文シロートには大きな問題です。
でも大丈夫。
いくつか論文を読んでみれば、構成の王道が分かります。
それをそのまま使わせていただきましょう。
キホン己の考えを書かない
論文には、基本的に、自分の 考えかた・見かた は書けません。
逆に?考えれば、ドライに徹することができます。
参考文献や、異論の余地がないものを並べる。
共通点などを見つけてまとめる。
これってどうなの? な問題点をあげる。
私見をあげるにしても、「大方こうでしょ」な範囲に留めたほうが無難です。
無難な人生なんて面白くないかもしれんけど、筆者は無難、キライじゃないよw
税の論文ならTAINS
税金の論文を書くのであれば「判例」「裁決例」からお題を決めるとよいです。
理由は文献がたくさんあること。
TAINSという税理士向けの「判例」「裁決例」たっぷりのサイトが使えることも理由です。
有料です。1か月無料で使えます。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当は開業時よりすべて所長(タナカ)が行うスタイル。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
●山梨日日新聞「セミナー暮らしと税」年3~6回担当。
本日記
ドラマ「義母と娘のブルース」をTVerで。
リアルタイムでも見ていた同作。ドラマ版のほうが好きです。
原作は4コママンガで、どうにもイマイチ感動できないのですよねぇ。
昨日の1日ひとつ
- SmartHR
- ニコラ年末調整