ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

所得隠しが毎日記事になっている。

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「税のしるべ」という週刊(週一)の新聞を読んでおりまして、その電子版サイトには毎日のように脱税(所得隠し)の話が載っています。
なぜバレちゃうのでしょうか。

 

利益率がおかしくなる

所得隠しの第一歩?は、売上げの未計上。
これによって所得税や法人税が少なくなって、消費税も少なくなっちゃいます。

売上げを抜いている(少なく計上している)かどうかは、損益計算書の「売上高」を見ただけではなかなか分かりません。
それでもバレてしまうのは、「利益率」が異常に低くなるという歪み(ゆがみ)が出るからです。

去年は利益率3割あったのに今年は1割?
…なんて損益計算書、1回だけ見ちゃったことあります。。
(12、3年前に…)

 

反面調査でバレる

当社の売上げは他社の仕入れ。
というわけでして、他社に入った税務調査などをキッカケにバレてしまうことがあります。
(あるいは、当社の不正を疑った税務署が、当社の得意先に協力を求める。)

架空の経費もいっしょです。
支払先とされているところを調べれば分かっちゃいますよね。
お客さんのところに「協力のお願い」的なやつが届いたの、見せてもらったことあります。

 

信用を失います…

売上げを抜く所得隠しについては、そのために税理士に必要な書類を渡さないケースもあります。
税務調査が入るまで税理士も知らなかったというケースはまぁまぁ聞くことで、発覚後は、税理士のほうから契約終了を言い渡されることになります。
(まぁだいたいは。)

解約を言わせたいからということで売上げを抜くとか、もちろん論外とうことで。
脱税目的だってもちろん論外なのですけれど。

Writer|田中雅樹(税理士)

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。

 

本日記

甲府34.8度。さすがにまいりました。
エアコンは使いませんでしたが、我慢しないほうがいいですね。

今日のラジオ

●火曜キックス
●水曜ラララ♪モーニング

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