【税理士試験】消費税法の時間配分など
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第66回税理士試験の消費税法、なかなか一筋縄ではいかない問題だったようです。
(問題見てません。。)
ただ、どんな問題が出ようが、譲ってはいけない手順はあります。
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納税義務の有無の判定
本試験だけでなく、大原やTACの答練でもややこしいのがよく出ます。
結論として、「納税義務あり」となるのは揺るぎないところ。
問題は、結論を導き出すまでにかける時間です。
合併や分割などで計算過程が複雑になるノーギム判定は、ヘタをすれば30分くらいかかってしまったりします。
なので、
最大15分と線引き。超えてはダメ。
15分やって終わらなかったら、結論を書いて終わり!
理論スタート?計算スタート?
不思議なもので、消費税法は計算から手を付けたほうが時間配分がうまくいきます。
手を付ける順序については、科目別に以前書きました。
- 計算→理論
- ベタ理論→計算→事例理論
このどちらかですね。消費はこれ以外に有りえません。
大原やTACの答練ですと、けっこうな量の理論を書かされることがおおいです。
「ベタ→計算→事例」は、理論を2回に分けることで、手の負担軽減がはかれます。計算のときに手を休める感じです。
いずれの順番にせよ、試験の終盤は事例理論を書いていることが望ましいです。考える分ベタ書き理論より手が止まりますので、思いがけず時間の経過が早いです。
もし序盤に難しい事例に手を付けてしまうと、考え込んで時間を消費してしまう可能性がコワいですね。その後あせってしまうと、いつも出来た問題を落としてしまうことに。。
事例で考えすぎて時間を消費。。他科目でも命取りになるので気をつけましょう。
計算が苦手な人は、まず中間納付を得意に
中間納付は、慣れてしまえば、ほぼ完璧に正解を出せます。
答案用紙に書く場所も決まっているので、早めにやって緊張を解く手段としても使えそうです。
合格レベルにある人が中間納付を落とすことはまず考えられません。少しずつ確実に、追いつけるところから追いつきましょう。
٩( ”ω” )و
今後の勉強の方針的なこと
仮計
TACで消費をやってる人で、答案用紙の行ったり来たりが苦手な人は、大原の総合計算問題集がおススメです。
模範解答に仮計が載っているので、仮計の書きかたを覚えちゃいましょう。
仮計が書けると、まとまった時間がとれないときでも、総合の計算問題に手を付けやすいです。
70分の問題でも、仮計までだったら30分でけっこう行けます。
(調整対象固定資産は厳しいですが。)
仮計については、こちらも参考にしていただければ。
計算の「国等」は最後余裕で
「国等」の計算、私はやりませんでした(^_^;)
万が一出た場合も考えて、本試験前の3日間くらいで、部分点を取れるようにはしておきましたが。。
賭けになってしまいますが、まずは営利企業の一般・簡易が先です。
ただし、理論の「国等」は、しっかりやりましょう。
出そうなので。٩( ”ω” )و
4月までは理論優先で
これはあくまで私のスタイルなので、合わない人もいると思いますが…
私の場合は、5月の連休前には、理サブをぐるぐる回せるようになっていました。
そうなれば、計算に集中しやすくなります。
5月からの直前期の答練で、計算を得意にできます。
理論対策についてはこちらを。事例対策についても書いています。
この記事を春に読んでいる方へ
理論暗記がまだまだできていない。。
そんな状況で5月の連休を終えてしまった人もいると思います。
大原の税理士講座の場合だと3月スタートのコースがありますね。
そのコースでも合格する人はいます。
ということは、理論上、まだまだ合格を目指せる時期です。
理論上… という表現も、なんか変ですが。
最終的には気持ちの勝負。
あきらめる・あきらめないは自分次第です。
まとめ
- ノーギム判定は15分まで
- 順番は、「計算→理論」または「ベタ理論→計算→事例理論」
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【編集後記】
私が追いかけている(=ブログを読んでいる)受験生の範囲に限った話しですが、第66回の法人税法は、普段の実力順に合格したとは到底思えない結果でした。
私も作問者の方針にいちゃもんをつけたい一人ですが、受験生が皆同じ条件で受験している以上は、仕方ありません。。
「一日泣いた」と書いていた人もいましたが、切りかえて、前を向いていただきたいと思います。
結果を出したいなら、戦うしかない!
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