租税法を小説で読んだらわかりやすかった。
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「勉強はフツーに楽しいもんだ」
と心の底から言えたらよいのですが、ストーリーに乗ると確実に「楽しい」に寄っていきます。
小説で読む租税法
著者は弁護士。
司法試験の世界では「税法」は選択科目で、その「税法」の7割は所得税法から出題されるのだとか。
そういう理由からでしょうか。この本も「所得税法」中心です。
一方、税理士試験のイチ選択科目である「所得税法」は、受験生からの選択は少なめの科目です。
司法試験でも選択する受験生は少ないそうなので、その点はいっしょ。
少ないということは、ほとんどの税理士にとっての所得税法は、机上の勉強よりも、実務で鍛えられるもの。
そう書いてしまうとカッコ良さげではありますが、制度の趣旨とか経緯とかの理屈は知らず、表面的なことだけだったりするのが本当のところです。
で、この本ですが、分かりやすくて読みやすくて。
「租税法」と銘打つ本って、まぁ分厚くて硬くてシンドいのですが。これはストーリー仕立てといいますか、大学院のセンセーと院生とのやり取りで構成されていて読みやすいです。
税法を見る角度がちがう
税理士にとっては実務。
この本の著者にとっては法廷と机上。
この「ちがい」がすごくイイなーと。
税理士とか弁護士とかじゃなくても、「所得ってなんなの?」という疑問に答えてくれるものだと思います。
ストーリー仕立ての良さを感じますね。
わかりやすさの正義
「分かりやすい」って、それだけで価値があります。
動画で学べるUdemyなんかも、そういった点でウケが良いのでしょう。
伝える側に立つ人にとっては、伝え方の勉強にも。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
M-1チャンピオン出演の『ラヴィット!』を視聴。
決勝ファーストステージのネタを疲労してくれましたが、やっぱり面白いですね。
悔しさを正直に出すオズワルド伊藤も好印象だった、M-1決勝翌日の「ラヴィット!」でした。
今日のラジオ
●ハライチのターン
●ナインティナインのオールナイトニッポン