Q.税金の勉強をどこでするか。A.確定申告でする。
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税金の勉強をしてみたいと思ったら、まずは自分自身に関係あるものから始めてみてはいかがでしょう。
自分ごとなら実践(確定申告書の作成)ができますから覚えもはやいです。
会社員なら給与所得
会社員であれば、主な収入は会社からの給料。
給料は、所得税の世界では、「給与所得」とよばれるものになります。
勉強する(調べる)対象は「給与所得」。
まずはここからスタートです。
所得控除
所得控除と聞いて「生命保険控除」「地震保険料控除」「医療費控除」あたりが思い浮かんだかた、もう慣れている証拠でしょうか。
「医療費控除」は年末調整で受けることができないので、毎年確定申告している人にはお馴染みのもの。
割と新しいものですと「iDeCo」。
経営者であれば「小規模企業共済」とか。
社会保険に加入していない人なら「国民年金基金」なんかも知っておきたいですね。
地味ですが「付加年金」も。
株の売買。源泉所得税で済ますか、申告するか
「源泉徴収ありの特定口座」で株をやる人は、源泉徴収された所得税について申告するか・しないか。
配当金の申告をするか・しないか。
するならば「総合課税」か「申告分離課税」か。
「損失が出たら、損失の繰越しをする確定申告をしなきゃな…」とか。
配当を申告分離課税にして「株の損失にぶつけようかな…」とか。
確定申告書の作成こそ、税金を学ぶチャンス
株の申告って、机上の勉強だけではなかなか難しいものであります。
でもこれが実際の自分ごととなりますと、本などで調べたことがすぐ実践できます。
「不動産所得」や「事業所得」がある人なら、
●それぞれの所得になるものってどういうものなのか
●65万円控除を受けるにはどうしたらいいのか
●仕事の機械設備、車両を処分(売却)したら譲渡所得?
●消費税は?
とか。
簿記の知識があるていど必要になってきたりもしますが、必要に迫られてする勉強というもの。
タイミングとしてはこれ以上ないものだと思っております。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当は開業時よりすべて所長(タナカ)が行うスタイル。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
田植え前の「苗」のための種まきを。
終わってから時代もののマンガを読みまくっていました。
昨日の1日ひとつ
- ほうとうチャチャチャ