ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか? 決算書オンチのための「会社の数字」が肌感覚でわかる本 を読んだ。

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『「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか? 決算書オンチのための「会社の数字」が肌感覚でわかる本』です。(長い!)

若いサラリーマンに読んでほしいなぁと思う本です。
が、オッサンが読んでもいいと思いました。
オッサンはオッサンで、若い人に「伝える」ことが大事ですから。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]山梨県で税理士やってるタナカです。
「情けは人の為ならず」。
「伝える」ことは自身のためでもあります。[/speech_bubble]

 

 

なぜワタシの給料は安いのか

給料、安いですよねー。
税理士事務所で雇われていた時代、思いがけずバイトのオバちゃんの給与明細を見てしまい、腰が抜けたことがあります。
(予想外の数字だったからです。大小はご想像にオマカセで。。)

「これだけ働かせておいて、ナゼこれだけしか貰えない?」
そう思った過去(もしかして今)、誰しもあるのではないでしょうか。

いろんな会社(個人事業者)の経理・申告に関わっている仕事でしたが、雇われている立場からでは、雇い主の数字は分かりません。

場所代、社会保険料、PC・机・イスなどの備品、水道光熱費。
いろいろと会社に負担があることは分かっていても、売上や利益は見えてこないものです。
(そして、得てして過大妄想をしてしまうもの。)

自分一人の小さな世界で、一人孤独に被害妄想を抱いてしまう。
ムリもないことかも知れません。

とは言えです。
そんな被害妄想を抱いていても、まったく特をしません。
それどころか、むしろ損と言えるでしょう。

世間知らずの、ペーペーの、甘ったれのイイ歳したみっともないバカ社会人であると。
自分でアピールしているようなものですし、世間からもそう見られるのがオチだからです。
(ワタシのことですわ…)

 

会社は余裕を持っておく必要がある

会社は調子の 良いとき・悪いとき があるものです。

一般的にサラリーマンの給料は安定して支給されるもの。
これに対して、会社の売上は変動するものです。

さらに、もうかった時であっても、遅れて税金の納付がやってきます。
つまり、業績がちょっと良かったからと言って、すぐに給料に反映することはできないワケですね。

一度上げた給料は、カンタンに減らすことはできませんから。

会社の(お金の)しくみ(流れ)が分かる

20代のころを思い返してみると、会社ってブラックボックスでした。

隣はなにをする人ぞ の如く、部署が違えば何をやっているか分からない。
営業をやっていれば、管理部門のことが分かりません。
管理部門で仕事をしていれば、商品のことが分かっていないのに売ってこれる営業マンが理解できません。(コレはちょっと違うか…)

とにかく分からんのです。
「光○信」という会社では「営業→管理部門」と経験できたお蔭で少しは分かりました。
しかしその前の、新卒で入った会社は完全にブラックボックスでしたね。
(ワタシにとっては、ですよ。)

ブラックボックスであっても、目の前の仕事に楽しさを感じ、打ち込むことができるのであればOKなのかも知れません。

この本にも書いてあることですが、一番マズイのは「給料が安い」に代表されるような不満を持つこと。
そして、世間知らずが世間知らずのまま辞めてしまうことです。
(ワタシですよ…)

過去の苦い経験から、お若い方にアドバイス(のつもりのモノ)を送ったことがあります。
「辞めるな」ではナイです。

(届いておったらええのう。。)

 

 

言葉で伝えなければ伝わらない

「言わなくても分かるだろ?」
なんて言葉があるかどうか知りませんが、けっこう本気でそう思っている人っています。
(割と男性に多めの妄想かなと。)

そんなワケありません。
言わないと分からないですね。

雇う側と、雇われる側。
雇われる側はキホン経営者との熱量が違います。
(低いです。これは当たり前のことで、熱量低いのが悪いとは言えません。)

だから、人を雇うならば、経営者は従業員に言葉で伝えなければいけません。

雇われる→雇う の立場に変わった人は「われる時代」のことを忘れガチです。
言わなくても分かるだろう、伝わるだろうとなりガチ。
(あるいは単に怠慢か。)

「数字が読める」にクローズアップした本ではあるのですが、「数字を伝える」ことの大事さも教えてもらった気がしました。

ナナメ読みせず、じっくり読むといいっすよ。
サクッと読みやすくできています。
1時間チョイくらいで読めますからね。

 

 

生き方の本でもある

そう感じました。
不平不満のカタマリだった20代の頃に読みたかった…

「数字が読めると」ってタイトルなのに、

  • 会社(世の中)の仕組みを理解せよ
  • 人より仕事が出来るようになったら「ありがとう」と言われる人になれ

なんて。。

とんちんかんな(ちゃんと読まない)Amazonカスタマーレビュアーに
「タイトルと違うぞ」
なんて書かれるんじゃないかと。
小心者のワタシが著者の立場だったら考えたかもしれない。

しかし、ちゃんと読めば(素直に受け取れば)そんなことは思わない。
伝えたいことは、誤解を恐れず伝えないとね。

読みやすくて、数字だけではなくて、引き込まれるストーリーでした。

 

 

引き込まれたのは、過去の自分に思い当たるフシがたくさん有ったからかな。

 

編集後記

読む方のブログ、最近ためがちです。
更新頻度高めの方々をフォローしていることもあり、未読が700を突破…
10分で80記事ほど見ましたが(やっつけで…)、またすぐ溜まりそうです。

昨日の1日ひとつ

  • 4年半前の年金納付
  • #渡辺直美のヤバスタグラム
  • 有ちゃっとww
  • 零ICHI(ノンアルコールビール)
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