ニガテを “半分、強い” に。山梨県中央市の税理士

夏休みの自由研究のテーマにしたい「税」の話

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「税」についてのやさしめの本。
見かけたら読むようにしています。

「夏休みの自由研究」と冠していることから、やさしすぎるのでは・・
と思いながらも買ってみた『夏休みの自由研究のテーマにしたい「税」の話』は、なかなかどうして。
読みやすくありつつも、税理士などの専門家(共著)が書いただけあり、【深さ】も感じる本でした。

「税」は、夏休み自由研究の対象たりえるか

税金って、自由研究の対象になるものでしょうか。

日本人で「税」を研究の対象にしている人って、イメージできるのは大学の先生(教授など)です。
それから、大学の先生の指導のもと、研究を行っている学生といったところ。

実はこの本、子どもの親(保護者)を対象にしているようで、「小学生が読み、小学生が研究を行う」には、だいぶハードルが高い内容になっています。

大人のサポートがある程度必要ではあるものの。
しかし一方で、子どもには大人のような固定観念がありません。

おかしいと感じたことをおかしいと言える。
特権を持った子どもであるから、ある意味考えるのをやめた大人にはない視点が生まれそうです。

 

税を考える

税金について調べものをするときって、ほとんどの大人が、確定申告の時期に申告書をつくる目的でするでしょう。

  • 申告書のどこに、どの数字を書けばいいのか
  • 住宅ローン控除は、申告書にどう書けばいいのか
  • 医療費の支払いがおおかったから、年末調整だけじゃもったいない。医療費控除したい

あげたらキリがないですが、このような理由で調べものをするのでしょう。

しかし「調べもの」の動機がその場限りのこと(申告書ができたら、ほなさいなら)ですと、間違いなくすぐ忘れます。
結論だけを見ても、それは事務作業を調べただけに過ぎないからですね。

「この税法の存在意義はなんなのか」
「作られた目的はなんなのか」
というような、根幹に関わるところとでもいいましょうか。
そこに興味をもつことが、本当の意味で「税」を知ることになって、研究対象としておもしろいものになってくるのでしょうね。

 

本日記

税理士が出演する、あのラジオコーナーの台本をセコセコと。
昨日財務省から発表になった「申告納税の猶予FAQ」を、思いきりネタにしました。
FAQについてうすーく知りたい方は、こどもの日の放送を聞いていただければ。
上っ面の一部だけ、お分かりいただけるかと思います。

昨日の1日ひとつ

  • 黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-
  • マイナンバーカードで確定申告
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