相対と、絶対と、庶民感覚と、アルスラーン戦記。

 

多数に埋もれることはどうかと思いつつ。
庶民感覚は必要だと考えます。
ワタシは庶民なので、あります。

 

アルスラーン戦記

『鋼の錬金術師』を描いていた人が描いている『アルスラーン戦記』。
原作は別の人。

主人公・アルスラーンは、ほかの王族と違って、庶民感覚を持っています。
たぶん、イヤ、まちがいなく。

「アルスラーンは庶民感覚です！いえい！」
な物語ではなくてですね。
重厚なストーリーが待っておりますので、ソコはソコで楽しんでいただくとして。

アルスラーンが付き従う登場人物たちと円滑な関係が築けているのは、庶民感覚があるからに他ならないでしょう。

多数からながめる「変」

このブログで時おり「少数派ばんざい！」みたいなことを書いております。
でも、何でもかんでもではありません。

学生時代は勉強がキライ。
サラリーマンを15年ほど。
「出る杭」どころか地面から顔を出さないくらいの、うだつの上がらなさ。
そんな、割と悪い方の多数だったワタシですが。。

庶民感覚とは少々離れたところにあると思われる特殊な世界（＝税理士業界）に身を置いていますと、そういう、あまり振り返りたくない過去も役に立ちます。

あぁ、同業者…、変な人が多いなぁってｗ
良くも悪くも。

パンケーキ3千円は…（絶対的な価値観）

3千円のパンケーキ。
いやー、食べてみたいですね。

2019年10月ころでしたか。
その「3千円パンケーキ」で世間がザワザワしました。
たしかに、少々ぜいたくなオヤツかも知れません。

しかしながら、居酒屋などに四、五千円かけるより、同額で豪華なものが食せる昼食にかけたいとか。
そういう人も少なからずいます。

飲み代だと5千円へーき。でもランチだと3千円が高い？
ワタシだったら絶対ランチをとります。カロリー的にもランチにお金かけたほうが健全。

すべてを相対的に捉えていては「オリンピックを見に行くなんてけしからん！」なんてことにもなります。
車なんてすべてが贅沢品になるはず。

絶対的な価値観を持っていれば、パンケーキ3千円が気になることはないです。

金額出すとエライことになりますね。政治家って。。

一般的な視点

一方で、相対的な見方といいますか、一般的な価値観を無視することもできません。

と書いてしまうと、ネガティブな印象があるかも知れませんが。。
考えかたによっては、
「一般的にはこうだから、逆のアプローチをとってみよう」
と考えることもできます。

「税金を払いたくないと思いすぎると、けっきょくお金を失う」
ことが理屈では分かっていても、感情として分かりたくない。
そういう気持ちも理解できないと、ゴリ押しの正論だけの嫌なヤツになっちゃいます。