103万円の壁引上げ。富裕層は制限?
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所得税・給与所得の103万円の壁引き上げ。
住民税は追随しない(=これまでどおりで引き上げしない)ことになりそうだということを昨日書きました。
これでいよいよ決まりかと思いきや、今度は「富裕層は適用を制限」という話が。
いまいちスッキリしない格好の着地となるかもしれません。
どうなる富裕層の扶養控除
富裕層の制限と聞いて思うのが、扶養控除も、配偶者控除や配偶者特別控除のようになってしまうのかどうか。
配偶者控除などのように複雑化しないまでも、制限がかかるのであれば、少なくとも「富裕層」と「富裕層以外」との2本立てになりそうです。
某省庁の渋る姿勢が、税の仕組みをどんどん複雑にしていきますね。
住民税非課税世帯へのバラマキこそ
税収減をいやがる某省庁ですが、住民税非課税世帯へのバラマキについては平常運転のごとく。
住民税非課税世帯と聞くと、一聴して貧困層を思い浮かべてしまいそうです。
しかしその中には高齢者の資産家も含まれています。
年齢で引退して、だから年金以外の収入はなく、しかしお金には困っていない
…という世帯です。
これについては「自民党がお金で票を買っている」と長年揶揄されていますが、一向になくなる気配がありません。
税収が上ブレしている今こそ
昨今の物価高で企業業績は好調。
税収は右肩上がりになっています。
そこへ最低賃金1,500円、というのは理にかなっていそう。
なのにです。
国民の手取りを増やす政策には、賛成しているようで本当は反対したいのでしょうか。
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当(2019年4月~)
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演(東京地方税理士会広報活動)
●ブログは毎日
本日記
勤労感謝の日。
土曜日と重なってしまいましたね。
日曜日と重なったら振替休日があるのに対し、土曜日に重なった場合は救済がありません。
都知事選で有名になったジョーカー候補が政策に掲げてくれたらいいのにと、勝手に思っています。
今日のラジオ
●金曜キックス
●東京ポッド許可局
●マキタ課長ラジオ無尽