令和6年(2024年)分確定申告の手引きが出ました

 

『令和6年分所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き 』
が国税庁サイトに公表されました。
気になる定額減税（特別税額控除）ですが、非常にシンプルです。
（2024年6月からの月次減税は手間ばかりかかるものでしたが）

 

人数×3万円

手引きの「設例」の場合ですと、確定申告する「本人」と家族3人（所得48万円以下）の4人で12万円。
第一表には「人数」（４）と「金額」（120000）を記載します。

住民税分1万円は自治体まかせ

住民税分1万円については、納税者側で確定申告書に書くことは何もありません。
自治体のほうで適切に処理してもらえます。

経済効果があったのか、振り返りを

確定申告や年末調整の定額減税（特別税額控除）については非常にシンプルなもの。
しかし前倒しで行った月次減税（2024年6月開始）については、変な手間ばかりかかるものでした。
その手間にかかるコストをすべて民間に押し付ける格好になったのも、いまだに疑問が残ります。

発案者の岸田前首相はもう関係ないと思っているかも知れません。
財務省が調査してくれればOKですから、是非に。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当（2019年4月～）
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演（東京地方税理士会広報活動）
●ブログは毎日