明細書の洋式ミスで外国税額控除が過大になっていた件

 

国税庁が2024年12月に公表した【「外国税額控除に関する明細書」の様式誤り等に関するお知らせ】。
これによりますと、明細書にミスがあって、納税額が減ってしまうと。
「外国税額控除に関する明細書」を使用して確定申告していた人に、不足額の納税を呼びかけています。

 

不足する税額は数百円から数千円

税理士新聞（2024年12月25日号）によれば、不足の税額は1納税者あたり数百円から数千円。
該当者には税務署から連絡が入り、明細書の是正（是正のためのツールが用意される）をし、不足額を計算した上での納付です。

詐欺に注意と呼びかけ

たった数千円内の話に労力を払うのってどうなの？
と疑問がよぎるところ。
もっと興味深いのが、これをネタ（エサ）にした詐欺に注意してと呼びかけているところです。
うーん…、外国税額控除に関係ない人のほうが騙されそうな気がしますなぁ。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』他を担当（2019年4月～）
●FM-FUJI「教えて税理士さん」出演（東京地方税理士会広報活動）
●ブログは毎日