2024年分確定申告書、定額減税の欄があります
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2024年(令和6年)分の所得税確定申告書の「案」が出ました。
定額減税の欄、もちろんあります。
(タイトルをバカっぽくしたのはわざとです。いちおう)
定額減税とは
定額減税は所得税から3万円・住民税から1万円、2024年に限って戻しましょうねという制度。
さすがにもう割と知られているかなーと思いきや、ニュースなどで聞きかじった程度の人にはそうでもないようです。
戻すタイミングについては、6月支給分以降の給料・賞与の源泉所得税から。
6月支給分から3万円(×扶養などの人数)引ききれなかったら、7月・8月と、上限に達するまで源泉所得税から差し引かれます。
「43」と「44」のいずれか少ない方の金額です
次に、上の画像の右端に書かれている
【「43」と「44」のいずれか少ない方~】
という記載についてです。
所得税からは「3万円×扶養などの人数」が差し引かれますが、「43」欄は住宅ローン控除などをした後の税額です。
…ので、「43」欄の数字が差し引ける(定額減税できる)上限になります。
じゃあ、「43」欄が定額減税できる金額(「44」)より小さいと恩恵が薄くなってしまう…?
いえいえ、その救済措置といいますか、届かない分は給付というかっこうで恩恵が受けられます。
わからない? じゃあ騒ぐんじゃない
定額減税については、会社の給与計算担当とか、税理士とか、主に裏方ばかりに負担がかかっています。
ほとんどは恩恵を受けるだけの給与所得者ですが、仕組みをろくすっぽ理解せずに「4万円返ってきてないぞ!」と騒ぐ地獄絵図。
会社の担当者はそこで説明しなきゃいけないとか、本当にイヤな制度です。
岸田首相は各方面に手数料支払ってくださいよと。
いう冗談はともかく、恩恵を受けるだけのかた、まず口を出すなと。
黙って恩恵受けてくださいね。
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
日中の室内温度は28度台だったのが夜になって29.9度。
暗くなってから冷房つけました。
先日のサーモンラン緑ランダム編成で2日間クタクタになって喉がまたおかしく。
暑さに対して無理はせず、また改めて睡眠時間を長めに取ろうと思いました。
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